1. HOME
  2. 新着情報
  3. 看護学講座 丹治史也准教授の研究発表(共同研究)が第45回日本看護科学学会学術集会「若手最優秀演題口演発表賞」を受賞しました

看護学講座 丹治史也准教授の研究発表(共同研究)が第45回日本看護科学学会学術集会「若手最優秀演題口演発表賞」を受賞しました

第45回日本看護科学学会学術集会(令和7年12月6日~7日)において、看護学講座の丹治史也准教授が国立健康危機管理研究機構 児玉悠希上級研究員との共同研究発表で「若手最優秀演題口演発表賞」を受賞しました。
演題名「脳血管疾患で入院した高齢者の危険行動に関わる研究:医療機関データベースを用いた後向き観察研究」

本研究は、JMDCが提供する医療機関データベースを用いて、脳血管疾患で入院した高齢者を対象に危険行動の実態を検討したものです。対象は、2020年4月~2024年1月に脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)で入院した65歳以上の患者75,128名でした。
主な結果として、脳血管疾患によって入院した高齢者は、入院一週間内で3割近くに危険行動が観測されました。また、危険行動の有無によって在院日数や入院医療費にも差が認められ、危険行動が入院経過に関わる要因の一つであることが示唆されました。
これらの成果は、看護実践における危険行動予防や早期発見等の重要性を支持するものと考えられます。今後も、入院中の危険行動とそれによる身体外傷等の予防に寄与できるように研究に取り組んでまいります。

看護学講座 丹治史也准教授の研究発表(共同研究)が第45回日本看護科学学会学術集会「若手最優秀演題口演発表賞」を受賞しました