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専攻長あいさつ

ご挨拶

専攻長 安藤 秀明
秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻
専攻長 安藤 秀明

日本では急速な少子高齢化が進み、2025年問題が叫ばれましたが、まだその対策は進んでいません。本学のある秋田県の現状は、少子高齢化最先端地域であり、世界でもトップレベルであります。地域の問題として、がん死亡率、高齢者自殺、過疎によるコミュニティ再構築などが噴出しております。医学の進歩はめざましく、私たちは、長寿を達成することができました。しかし、これは幸福とは言えないかもしれません。現在、平均寿命と健康寿命との間には、男女差が8から10年の年月があります。医学の進歩によって享受できた長寿を、幸福につなげてゆくのが保健学専攻のテーマであると考えております。

医学部保健学科は看護学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻の3専攻で構成され、高度な知識や専門技術習得のみならず、コミュニケーション能力と倫理観を有する看護師(一部保健師、助産師)、理学療法士、作業療法士の育成をおこなっています。学部教育は3専攻及び医学科との合同講義、充実した学内演習設備、シミュレーション教育センター、附属病院での最先端医療実習を通して、高度な専門知識・技術を習得するのみならず、グループワーク、シナリオシミュレーション、実習などでコミュニケーション、チーム医療、医療倫理などをより実践的な学びを行います。さらに、この地域で学んだことをグローバルな視点からも学ぶために、いくつかの海外短期研修も行っています。大学は、教えてもらうのではなく、自ら学び取ってゆく場です。本学では楽しく、積極的に学べる環境を提供しております。

大学院では、博士前期課程・博士後期課程・がん看護専門看護師コースを設置し、健康科学における研究者を育成しています。これまで職業人としての経験で感じた疑問や困難感をもとに、秋田という少子高齢化最先端地域をフィールドとして、多様な学びから刺激を受け、生活・幸福に寄与し、暮らしを守る創造的研究を実践しています。本学では、多くの方が、常に新しい問題意識を持って、発展的に学ぶ知識と技術、プロフェッショナリズムを形成していただけることを、心から願っております。