2025年07月15日
看護学講座 赤川祐子講師の研究発表が「厳選口演」に選出されました。
令和7年7月10日~12日、第33回日本乳癌学会学術総会において、看護学講座の赤川祐子講師の研究発表が「厳選口演」に選出されました。
演題名「子育て中の乳がん患者の養育態度および関連要因」
子育て中の乳がん患者は、心理的苦痛が子どもとの関係に影響すると報告されています。2024年10~11月、18歳未満の子どもがいる乳がん患者200名を対象とし、インターネット調査を実施しました。
その結果、養育態度に関連する要因はQOL(標準化係数β=0.40,p<0.01)、子どもの年齢(標準化係数β=-0.22,p=0.03)でした。つまり、QOLが高いほど養育態度が肯定的であり、子どもの年齢が高くなると養育態度が低くなることが明らかになりました。今後、QOL維持・向上のための支援や、子どもの年齢に応じた親子関係の変化に対応できるように支援体制を検討していきます。
