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同門グループ

AHG(Akita Hand Group)

AHGロゴ

AHGは、肘から指先までの病気や外傷(手外科)を研究、診療するグループです。肘から指先は、転倒や機械による作業事故や、関節リウマチ等の病気によって高率に障害される器官です。損なわれた機能を、最大限に使用可能な状態に修復、再建し患者さん社会に戻って頂くのが手外科医、AHGの大きな使命の一つです。

秋田県内どの地域でも手外科領域の最新の診断、治療を患者さんに提供することを目標に活動しています。

微小外科(マイクロサ-ジュリー)への取り組み

手指を栄養する血管や知覚・運動を支配する神経は非常に細く、指では1mm以下ですが、損傷を受けると指に壊死が生じ、感覚がなくなってしまうことがあります。修復することが必要ですが、肉眼で縫合することは不可能ですので、高性能の顕微鏡を用いて手術を行うことになります。使用する針糸は非常に細く扱いが困難で、トレーニングが必要です。AHGでは年に3回、ラットを用いた講習会を行っています。

微小外科(マイクロサ-ジュリー)への取り組み

損傷の高度な外傷に対する手術

図は上腕骨の遠位端、肘関節部の粉砕骨折の患者さんです。受傷時には骨が皮膚を突き破る開放骨折になっており、感染のリスクが高いので、まず受傷当日に緊急手術で骨折部を十分に洗浄して整復し、グラグラしないように、骨折部から離れたところにピンを打って、図のように棒を渡して骨折部を安定化させます(創外固定)。

2週後に感染が起こらなかったことを確認した後、改めて粉砕したかけらを一度摘出してからパズルのように整復し、欠損している部分には骨盤から骨を移植して細いピンで固定し、最後に両側からチタン製のプレートとスクリューでしっかりと固定します。

1年後には骨癒合が得られ、日常生活動作、就労が可能となりました。このような患者さんでは最大限に機能を獲得していただくために、受傷後早い時期から専門のリハビリテーションスタッフ(作業療法士)による可動域訓練、筋力訓練を行っています。





人工肘関節全置換術への取り組み

肘関節は、上肢のリーチ(対象物に手を伸ばす動作)の際に重要な役割を果たしています。病気や怪我等の原因によって生じた同関節の痛みや機能障害に対して、手術により治療することもAHGの大きな使命の一つです。

関節リウマチなどで関節破壊が進行し、痛みを伴う場合や関節の動きの悪さにより日常生活に支障をきたしている場合には、人工肘関節全置換術が適応となります。近年、上腕骨遠位部が高度に粉砕した骨折例にも適応が拡大されてきています。現在までに様々な種類の人工肘関節が開発されており、関節の状態に応じた人工肘関節を選択します。AHGではKudo elbow人工肘関節あるいはDiscovery人工肘関節を状態に応じて使い分けています。手技の確立と、人工関節の進歩により、近年は安定した手術成績が得られるようになってきています。

手術は肘の後方を15cm程度切開し、肘関節の損傷した部分を削り、人工関節を挿入します。手術後は1週間程してから肘のリハビリを開始します。手術により早期の除痛効果や、また肘関節の可動域改善が期待できます。人工肘関節を長持ちさせるために、重量物の運搬や、手を強くつくような動作は避けることが必要です。





その他の上肢人工関節置換術(手指人工関節)への取り組み

変形性指関節症は指の関節の変形をきたす病態です。関節の変形に伴い、痛みや関節の動きが悪くなってきます。この場合、指にも人工関節置換術があります。この手術により、指の関節の動きの範囲が改善され、痛みもほとんどなくなり、生活の質の向上が得られます。





Adviser 島田洋一
 Director 千馬誠悦
 Vice-Director 成田裕一郎

  • 相澤俊朗(北秋田市民病院)
  • 青沼 宏(市立角館総合病院)
  • 飯田 聖(水野病院)
  • 伊藤博紀(能代厚生医療センター)
  • 浦山雅和(雄勝中央病院)
  • 加賀 望(北秋田市民病院)
  • 齊藤英知(秋田大学病院)
  • 白幡毅士(由利組合総合病院)
  • 千馬誠悦(中通総合病院)
  • 冨岡 立(市立横手病院)
  • 成田裕一郎(中通総合病院)
  • 益谷法光(秋田大学病院)
  • 宮腰尚久(秋田大学病院)
  • 加賀 望(秋田大学)
  • 益谷法光(秋田大学)