2025年08月08日
作業療法学講座 太田 英伸 教授 が代表研究者の共同研究が令和7年度AMED事業に採択されました
作業療法学講座 太田英伸教授が代表研究者の共同研究が令和7年度 AMED「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(ヘルスケアサービス実用化研究事業)」に採択されました。
共同研究機関:秋田大学,北海道大学,慶応義塾大学,株式会社ORSO
掲載ウェブアドレス:https://www.amed.go.jp/koubo/12/02/1202C_00050.html
研究開発計画名「子育て認知行動療法によるASD(自閉スペクトラム症)リスク児への早期予防介入の研究開発」において、健診などでASDのリスクを確認した乳幼児に対して家庭で療育トレーニングを実施できるウェブ・システム「デジタル・セラピー(d-セラピー)」を開発します。このシステムにより、これまで数カ月かかった専門機関への受診待機なしに、療育トレーニングを速やかに家庭で開始することが可能となります。その結果、子育てへの親の不安・困難感を和らげ、発語などの児の発達を改善し、かつ子ども家庭センターや療育機関との連携強化が期待されます。特に児童精神科医などの専門医の少ない地方においては、ウェブ・システムを使うことで移動時間・コストを抑えた子育て支援を提供できます。そのため、都市・地方の医療格差を小さくすることも可能となります。