国際交流事業
米国ミシガン大学 家庭医療学講座
マイク・D・フェターズ教授によるオンディマンド講演

令和2年1月
「第2回混合研究法勉強会」として、米国ミシガン大学のフェターズ教授に保健学科のFDのためにオンディマンド講演をしていただきました。世界的にも先駆的な「混合研究法」についてとても分かりやすい講義をしていただき、手掛かりとなる本の紹介もしていただきました。混合研究法とは質的データと量的データを同時に取り扱い、統合し分析する手法です。前回の来日後に、現在は共同研究も行われています。今後は、また来日していただき、さらなるワークショップを期待する意見がありました。
スラナリー工科大学看護学部での研修
令和元年9月17日~26日
保健学科看護学専攻3年生2名と教員1名が、スラナリー工科大学看護学部にて、学生交換プログラムに基づく研修を行いました。Physical Activityの授業への参加、Maharat病院、Chokchai病院、Rajanagarindra精神病院、Don Parai医療センター、Parcoプライマリーケアユニット、スラナリー工科大学病院、Buddhistホスピスケアセンターを訪問し、産前ケア、精神科、ICUでの実習のほか、地域の家庭訪問にも同行させていただきました。プレゼンテーションでは、秋田大学の学生2名が秋田県の文化と秋田大学について英語で紹介し、スラナリー工科大学の学生からはタイの伝統的な踊りが披露され、秋田大学での研修プログラムでの学びについて発表がありました。タイ王国の文化やNakhon Ratchasimaの地域性を感じながら、有意義な学びが得られました。最終日にはプログラムをスラナリー工科大学の先生方と振り返り修了証を頂きました。
全日程において、スラナリー工科大学の皆様からのご支援に深く感謝致します。
令和元年度センター企画
オーストラリア現役クリニカルナース・スペシャリストが見る世界の医療現場
令和元年8月5日
オーストラリアのシドニーで専門看護師として活躍している高橋奈央子先生に、「オーストラリア現役クリニカルナース・スペシャリストが見る世界の医療現場」と題して、オーストラリアで看護師になるにはどうしたらよいのか、日本とオーストラリアでの違いなどを話してもらいました。講義の後に、学生たちはたくさんの質問をしていて、どうしてオーストラリアにしたのかなどを聞いて、自分たちも将来海外で働いてみたいという夢を膨らませていました。
海外研修前に知っておきたいこと

令和元年8月8日
WHOでもご活躍されてきた遠田耕平先生から、今年度短期海外研修に派遣される学生を対象に、「海外研修前に知っておきたいこと」と題して、予防接種の重要性や文化の違いをお話ししてもらいました。学生が派遣される国は、シンガポール、タイ王国、オーストラリアと様々ですが、遠田先生には学生の感じていることを引き出してもらいました。海外研修はとても貴重な体験になることを再認識する場となりました。
グランデッド・セオリー
令和元年9月18日
英国ニューキャスル大学医学教育から、Jan教授、Charlotte助教、Amelia助教の先生方に来ていただき、質的研究における「グランデッド・セオリー」に関しての講義と演習を行いました。とても分かりやすい英語で丁寧に教えていただきました。特に演習において、デモデータを用いて、分析のひとつひとつの過程を深く理解することができました。
シンガポール国立大学・スラナリー工科大学(タイ)の看護学生来日

令和元年7月8日~12日
シンガポール国立大学の看護学生(4名)、タイ王国のスラナリー工科大学の看護学生(2名)・看護教員(1名)が、秋田大学医学部保健学科にて研修を行いました。例年お迎えしているシンガポール国立大学に加え、本年度よりスラナリー工科大学の看護学生の受け入れも始まりました。看護学専攻の授業、基礎看護学の演習、各関連施設の見学(老健施設、地域包括支援センター、ホームホスピス、大学病院)、本学学生と研修生による3か国の学生共同の急変時シミュレーション教育など、多くの学びとともに、本学の看護学生とも親交を深めることができました。