国際交流事業
ブータン王国の現状と王立ブータン大学の役割

平成26年2月10日 保健学科 大講義室
演者 ブータン王立大学健康科学院教員
“Background of Royal Institute of Health Sciences and the role of Department of Midwifery”
Renuka Mothey
1970年代からブータンでは、妊婦に対する健康維持プログラムが最優先事項として施行されてきました。それ以降、妊産婦死亡率は着実に減少しました。その原因として熟練した助産師が増えたこと、母親や新生児に対するケアを無償とするよう政府が積極的に関与したこと、看護師や助産師の教育を無料で提供し、卒業後直ちに雇用されるようにしたことなどが挙げられます。
“The role of Department of Nursing and Gross National Happiness in Bhutan”
Manikala Moktan
1974年から始まり今日までのブータン王立健康科学院の歴史が紹介されました。さらにブータン王国に関する様々な情報、地理的な位置、国土面積 (38,394 平方キロ)、人口 (634,982人) 、公用語はDzongkha語であり、国民の80%が仏教徒であることなどが話されました。最後にブータンを最も有名にしたGross National Happinessという概念、幸福とは何かについても教えて頂きました。