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専攻主任からのメッセージ

作業療法では、人の生活を「日常生活活動」、「仕事・学習」、「余暇・遊び」の3つの活動分野で捉えています。人はバランスよくこれらの活動を行うことや自立することにより、健康で自分らしい生活を送ることができます。しかし、何らかの障害、能力低下や環境の影響により自らの力を十分に発揮できないことがあります。そこで作業療法士は、他職種と連携して一人一人の健康と生活を一緒に考えて、これらの活動を支援しています。作業療法の支援対象は、乳幼児から高齢者までの方々やそのご家族、地域社会にまで及んでいます。支援対象を便宜的に身体障害分野、精神障害分野、小児障害分野、地域老人障害分野と分けることもあります。
 この支援のために、秋田大学において、作業療法学専攻では、心身の動きや働きを解剖学、生理学、運動学、精神医学、臨床医学などの医学的な理解とともに、人の成長、遊び、生活動作や生活環境、働くことなどについても学んでいきます。そして、講義や実習での学びでは、知識理解学習とともにアクテイブラーニング、チーム学習(専攻内や多専攻間)、体験型学習、臨床実習、地域連携演習、指定校での海外研修なども重視しています。当専攻の特徴のひとつとして、一学年が18名と小人数であるため、同期生のみならず学年を超えた結びつきも強く, 多学年が同時に参加して活動するチーム学習もあります。
 また、大学がある秋田県の特徴として,高齢化率が高いため、高齢者に対する作業療法は重要な取り組みと位置づけています。
 このように、様々な障害を持つ人々の健康と生活を支援する作業療法士として働くことを見据えて、一人一人が主体的に学び、自分らしい大学生活を秋田の地で送ってみませんか。

吉岡 年明

作業療法学専攻 主任
吉岡 年明