2025年11月06日（木）

胸部外科学講座　長岐雄志　助教が第79回日本食道学会学術集会　若手奨励賞を受賞しました。

2025年6月26日・27日に国立京都国際会館にて開催された第79回日本食道学会学術集会において、胸部外科学講座　長岐雄志　助教が、「NACRT による腫瘍免疫の陽転化は進行食道癌に対する術後補助ICI の効果を増強させる」の口頭発表を行い、若手奨励賞を受賞しました。この賞は、食道学の発展に寄与する研究活動を奨励し、今後のさらなる学術的貢献を期待して設けられたものです。

本研究は食道癌に対する術前化学放射線療法が腫瘍免疫を陽転化させること、さらに術後ニボルマブ療法の効果を増強させている可能性について食道癌検体を用いて解析し、報告したものです。
これは、術前化学放射線療法を行った後に手術を受けた患者に対する術後ニボルマブ療法の有効性を証明したCheckmate577試験(https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa2032125)の結果を支持する結果です。今後の食道癌治療選択の一助となることが期待されます。

備考

https://www.esophagus.jp/private/information/news_20250717.html