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2026年04月21日(火)
保健学専攻理学療法学講座 齊藤明准教授が筆頭著者となる学術論文が国際誌「Arthroscopy: The Journal of Arthroscopic and Related Surgery」に掲載されました
論文タイトル
Increased Elbow Valgus Torque During Pitchimg Is Not a Risk Factor for Medial Elbow Injuries in Young Baseball Pitchers: A Prospective Cohort Study
著者名
Akira Saito, Tsubasa Kikuchi, Kazuyuki Shibata, Hiromichi Sato, Yusuke Namiki, Yoshino Terui, Michio Hongo
掲載誌
Arthroscopy: The Journal of Arthroscopic and Related Surgery
研究等概要
成長期野球肘の発症には、投球時の肘関節外反ストレスの増大が関与すると考えられている。しかし、成長期の投手を対象とした前向き研究はなく、肘関節外反ストレスが成長期野球肘発症の危険因子であるかは不明であった。本研究では、オフシーズンに既往歴のない少年野球投手を対象にウエラブル端末を用いて全力投球時の肘関節外反トルクを計測し、1年後の野球肘発症との関連を前方視的に検討した。その結果、肘関節外反トルクの増大は、1年後の野球肘発症とは関連せず、肘関節外反トルク単独では危険因子とはなり得ないことが明らかとなった。
本研究成果は、成長期野球肘において肘関節外反トルクのみではその発症要因を説明することができないことを示しており、これまで広くで考えられてきた発症機序に対して一石を投じるものとなった。これまで常識的に行われてきた投球時の肘関節外反ストレスの軽減のみでは、野球肘を予防することは難しく、他の要因と合わせて対応することの重要性を示唆しており、臨床において非常にインパクトが大きい。また本研究は、秋田県内の自治体と共同で実施している「野球少年向け投球障害予防教室」の一環として実施している。予防事業とともに研究を継続することで、データに基づいたより効果の高い予防事業(運動・投球指導)が展開できると考える。
参考URL
https://arthroscopyjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/arj.70068


