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2025年12月16日（火）
情報制御学・実験治療学講座 前田 深春 助教、齋藤 康太 教授らが著者となる学術論文が国際誌『Nature Communications』に掲載されました
論文タイトル
Phosphorylation-coupled autoregulation of TANGO1 and Sec16A maintains functional ER exit sites
著者名
Miharu Maeda, Masashi Arakawa, Masaki Wakabayashi, Yukie Komatsu, Kota Saito
掲載誌
Nature Communications
研究等概要
秋田大学(学長：南谷佳弘)大学院医学系研究科 情報制御学・実験治療学講座の前田深春助教、齋藤康太教授らは、国立循環器病研究センターとの共同研究により、細胞の分泌を担う「ER exit site」において、分泌機能が自己調節されるメカニズムを新たに発見しました。
細胞外へ分泌されるタンパク質は、細胞内の小胞体で合成された後、ER exit siteから細胞外へ輸送されます。ER exit siteは細胞の分泌を司るハブとして機能しますが、その機能調節のメカニズムはよくわかっていませんでした。本研究では、ER exit siteに存在しER exit siteの形成に必須な2つのタンパク質TANGO1とSec16Aが、細胞内に備わった自己調節的なリン酸化制御によって、分泌に適切な状態に保たれていることを明らかにしました。本研究成果は現地時間11月25日に米国の科学雑誌 Nature Communicationsにオンライン掲載されました。