総合診療・検査診断学

組織紹介

医学専攻 病態制御医学系:総合診療・検査診断学講座の概要

詳しくは、当該 医学専攻 病態制御医学系:総合診療・検査診断学講座 ホームページをご覧ください。

構成員の紹介

教授 植木 重治 Shigeharu UEKI
准教授 守時 由起 Yuki MORITOKI
病院教授 嵯峨 知生 Tomoo SAGA
助教 嵯峨 亜希子 Akiko SAGA
特任助教(併任) 佐々木 智子 Tomoko SASAKI
医員・大学院生 引地 悠 Haruka HIKICHI
医員・大学院生 長谷川 諒 Ryo HASEGAWA
医員(併任)・大学院生 肥塚 慶之助 Keinosuke HIZUKA
医員(併任) 髙橋 琴乃 Kotono TAKAHASHI
医員 岩橋 春佳 Haruka IWAHASHI
大学院生 富澤 宏基 Hiroki TOMIZAWA
大学院生 有馬 実咲 Misaki ARIMA
大学院生 安部 友恵 Tomoe ABE
大学院生 小玉 早穂子 Sahoko KODAMA
大学院生 伊東 慶介 Keisuke ITO
    

医学専攻 病態制御医学系:総合診療・検査診断学講座の概要

1.沿革と使命
 当講座は1987年に臨床検査医学講座として開講され、大学の講座再編に伴い、2003年に統合医学講座臨床検査医学分野、2009年に感染・免疫アレルギー・病態検査学講座と名称を変えながら、2013年から総合診療・検査診断学講座として現在に至っています。高度な医療に求められる医師の専門性の深化と、複眼的な視点で患者さんを捉えられる総合性の両立を命題として、その課題を解決することを使命としています。

 本講座の目標は、診療で目の前にいる患者さんの問題を解決し、研究と教育で未来を変えることです。以下のような目的を持ち、全ての医療の基礎となる診断学の向上と発展に貢献します。

(1)臓器横断的な症状を呈する患者の疾患と病態を的確に診断し、迅速に最適な治
   療や療養が受けられるような医療提供体制を構築すること

(2)専門診療科や部門と円滑な連携を取ることができる医療人を育成すること

(3)診断学の進歩に貢献する病態の解明と新しい検査技術の開発を行うこと

2.教育と進路
 総合診療・検査診断学はすべての医学に通じており、学びの場をすべての医療者に提供します。これまでに教室に所属した医師の進路やバックグラウンドも幅広く、総合診療、一般内科や臨床検査だけでなく、循環器科、血液内科、腎臓・膠原病、消化器科、呼吸器内科、アレルギー、皮膚科、歯科、小児科、小児外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、感染症科、解剖学、麻酔科などがあり、日本だけでなく世界で活躍しています。このような多様性は私たちの誇りです。

 医学科学生教育においては、検査医学・総合診療・感染制御に重点を置いています。検査医学では、揺れ動くファジーな生体を検査で評価することの意味を学びます。検査の意味を正しく理解し、検査から病態を読み取るためにRCPC(臨床検査データから学ぶ病態学)によるトレーニングを取り入れています。
 卒後教育においては、総合診療医センター、学内の基礎・臨床講座、またプライマリケアを研修できる学外の医療機関と連携しています。総合診療専門医(家庭医療専門医)と臨床検査専門医、感染症専門医、アレルギー専門医をはじめ、リサーチマインドと総合的な診療能力を有した医師を育成しています。

主な担当授業

1)医学科講義・実習
(1)総合内科診断学、臨床検査医学、臨床免疫・アレルギー学、
   感染症・感染制御学、など
(2)臨床実習
   ①CC1:採血実習、血液検査、生化学検査、尿・一般検査、生理学検査、
    細菌学的検査などの実習と講義、手洗い実習、RCPC、
    総合診療部カンファランス、感染制御チーム(ICT)カンファランス
   ②CC2:ホスピス・療養型病床・救急・総合診療・往診の施設実習、
    外来ポートフォリオの発表など
2)修士・大学院講義など
 (1)臨床医学研究概論、総合診療・検査診断学、新興・再興感染症、免疫・アレルギー学
 (2)先進ヘルスケア工学院プログラム

3.診療
 総合診療部は適切なプライマリケアの提供を目的として、頻度の高い症候に対する鑑別と初期対応ができることを目標としています。また、臓器横断的症状を呈する該当診療科不明の患者さんを診察して、適切な専門診療科で速やかに治療が受けられるようにしています。初期臨床研修医の病歴聴取および身体診察、臨床推論の研修の場としても機能しています。
 中央検査部は国際規格(ISO15189)の認定を受け、一日1500人を越す附属病院の外来患者と約600人の入院患者の検査業務を行っており、迅速で確実なデータ提供を行っています。臨床検査に従事する検査医の存在は一般にはあまり知られていませんが、検査室の管理・質の保障などの役割を担うほか、検体検査管理加算の面からも貢献しています。また、病院の教育・研究にも重要な役割を担うほか、検査結果をいち早く入手でき、横断的な検査部の特徴を生かし、ICT(インフェクションコントロールチーム)の一員として活動しています。コンサルトへの対応、検出菌動向や耐性獲得状況のサーベイランス(監視)活動を行っています。

4.研究
詳しい内容については講座ホームページをご覧下さい。
(1)アレルギー性炎症疾患の研究
   特に好酸球の関与するアレルギー疾患と、そのメカニズムに注目した研究を行
   っています。

(2)新しい検査技術の開発
   臨床検査の効率化・精度管理・性能評価に関する検討のほか、基礎的な研究か
   ら新しい検査手法を開発しています。

(3)感染管理における地域ネットワークの実証研究
   感染制御部や中央検査部、医療情報部と協力して、情報の共有化とサーベイラ
   ンスの実証研究を行っています。

(4)自己免疫の関与する炎症性肝疾患に関する基礎的研究
   特に原発性胆汁性肝硬変における制御性B細胞をターゲットとした新規療法の
   開発を目指しています。

(5)微生物の遺伝子解析
   次世代シーケンサーを用いた系統解析や薬剤耐性機序の研究を行っています。

(6)総合診療、地域医療に関する記述疫学研究