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産科

最近の周産期医療は驚異的な進歩を遂げています。その反面,妊婦さんやご家族の“心”や“主体性”がおろそかにされている、とも言われています。当科における周産期医療のモットーは、妊婦さんご本人の主体性の尊重と、優しさと分かり易さに根ざした高度医療の提供です。

産科外来

妊婦健診(月・火・水・金曜日)予約制

"ゆっくりじっくり"診療を信条としています。胎児超音波検査時のご主人やご家族の立ち会いを歓迎します。残念ながら超音波検査の録画には応じておりませんが、超音波写真を差し上げております。診療内容は以下の通りです。

  1. 一般健診
  2. 胎児・胎児付属物の画像診断
    超音波断層検査による胎児の発育評価や形態診断、必要に応じて超音波ドップラー法胎児血流検査による胎児および胎盤の機能評価や、胎児疾患が疑われる症例に限り必要に応じて、3次元・4次元超音波検査による胎児の立体画像による胎児形態の評価を行います。
  3. 早産の予防と予知
    未熟性のある低体重児を出産しないよう、早産の予防と予知に努めております。妊娠16~20週頃に、経腟超音波検査で子宮頸部の短縮など、早産の危険性がないか、確認します。また細菌性腟症(腟内細菌の増殖)は早産の原因となる場合があります。そこで細菌検査を行い、必要に応じて治療を行います。また早産の経験をお持ちの方や、おなかが張りやすい場合など、早産のリスクが高い方には早産マーカーの検査を行い、その後の治療の必要性を判断します。
  4. 相談・指導コーナー
    医師や助産師が妊娠中のちょっとした疑問や相談に応じます。気軽に声をかけてください。

助産師1ヶ月健診(木曜)予約制

産後の復古状態に関する診察や産後のトラブルに関する相談に応じます。

母乳外来・育児相談(木曜午後)予約制

助産師が母乳哺育のお手伝いをします。おっぱいに関するトラブルや育児に関する相談にも応じます。

出生前診断

羊水による染色体検査や特定の疾患に関する遺伝子診断に応じます。トリプルマーカー・クアトロテストは施行しておりません。

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産科入院

概略

  1. 病室
    4人部屋を原則としています。疾患や希望によっては個室を用意します。ただし空床のない場合は、応じられません。
  2. 安静に関する考え
    快適な入院生活を信条としていますので、よほどのことがない限り、絶対安静を強いることはありません。入浴やシャワー浴、病院内での買い物や散歩は自由です。面談室などでの家族との面会も自由です。
  3. 病状、治療方法、内容に関する説明
    分かりやすい説明をモットーとしています。治療方法に関しては、豊富な資料やデータに基づいた説明をおこない、ご本人およびご家族の意志を十分に尊重し、選択いたします。
  4. 高度医療
    国内外における最新の医療技術を駆使して、治療困難な胎児疾患にも積極的に対応します。

分娩

児に安全な分娩をモットーとしています。ご主人の立ち会いも歓迎します。

無痛分娩は医学的適応があるときや医師が必要と判断した場合のみ行います。

帝王切開術

麻酔専門医による安全かつ確実な麻酔のもとに行われます。緊急時にも迅速な対応が可能です。

産褥

母児同室を原則としていますが、ご希望があれば、夜間、赤ちゃんを預かります。

退院

経腟分娩の場合は出産後4~5日目、帝王切開の場合は手術後6日目を目安にしています。


その他、何かご質問があれば、お問い合わせ願います。