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ご挨拶

着任8年目の新年所感

教授 寺田幸弘

あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。

昨年も沢山の患者さんに受診いただき、私どもが現在可能な限りの医療を尽くさせていただきました。その結果として沢山の方々がほっとした気持ちでご退院くださったと思っております。反面、我々の力がまだ及ばず、無念な気持ちを残されたかたもいらっしゃると思います。

産婦人科医療ほど「命」を実感する仕事は他にありません。

その中には現在の医学では抗しきれないような、「命の流れの必然たる不条理」に出くわすことも稀ならずあります。

医療のどの領域にも当てはまりますが、我々に求められることが高度かつ厳しくなってきております。本年もできる限り多数の方々が不条理に負けないように、少しでもよい方向に向えるようにスタッフ一同精進してまいります。

人材育成機関としての当大学病院がその機能として求められることは都会域とは比較にならないほど幅広いです。医療に従事する人材育成、高度からスタンダードに至るまでの診療そして医学研究のすべてにしっかりした成果を残すには大変な努力が必要ですが、やりがいもあります。

医師を育成するためには、一般疾患をしっかりみることが大切です。また、大学病院では医師の仕事と同等あるいはそれ以上に産婦人科医療の現場では重要な助産師、看護師の育成も行っております。

大学病院は待ち時間が長く、担当医も一定しないのでは、などのご不安があるかたもいらっしゃると思います。我々は休日以外には毎朝全員が集合し、一日の組み立てをそれぞれ情報交換しながら整理したうえで日々の診療にあたっております。 

私自身がすべての患者さんのお世話をすることはできません。しかし、現在のスタッフは気持ちと技術が一つになった堅実な医療ができる集団であると確信しております。

昨年暮れに当科は子宮腺筋症核出術の先進医療としての実施施設として、国内4施設目、東北では初めて認可されております。このような高度かつ進展する必要性のある医療の展開にも今年も積極的に取り組んでまいりたい所存です。

平成30年1月4日
秋田大学大学院医学系研究科医学専攻
機能展開医学系産婦人科学講座 教授 寺田幸弘

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教室の特徴

手術風景

県内で唯一の大学附属病院の産婦人科であることが最大の特徴であります。患者さんに高度先進医療はもちろんのこと最先端の医療を提供できるように努力することが義務づけられている、と思っております。

県内の大きな病院の産婦人科医は、ほとんどが私ども教室の出身者であります。従って、産婦人科医療に関しましては、秋田大学附属病院産婦人科と患者さんがお住まいの近くの病院の産婦人科医師とは密接に連携をとりあっております。

具体的には、手術前の検査は近くの病院で、手術は大学で、術後のフォローアップは元の病院で行うことが可能になります。患者さんの都合によっては、われわれが大学病院から近くの病院に出向いて手術や検査を行っております。

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産婦人科診療の特徴

産婦人科は、女性の一生涯の身体的のみならず精神的な健康に関わっております。

胎児期、新生児期、学童期、思春期、性成熟期、更年期、老年期のそれぞれの時期に特有の疾患があります。それら女性の疾患の診断から治療・フォローアップまで一貫して行うことができます。

婦人科は、手術をしますので外科的側面を、産科は妊娠中に色いろな合併症が出現しますので内科的側面を持っております。従って、産婦人科は、婦人科外科と産科内科の2つの科から成り立っているといえます。

少子高齢社会かつ人口減少時代に突入したわが国において、生命の誕生に直接関わる産婦人科医が担うべき役割はますます大きくなると思われます。

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患者さんとの接し方

患者さんとの接し方

患者さんの不安・痛み・苦しみを分ち合えるコ・メディカル(看護師・助産師)と医師とのチームで診療しております。個人や組織としての能力の向上やミスの根絶に努力しております。

傾聴(とにかく患者さんの訴え・話を聴く)、共感(患者さんの言っていることに理解と同情を示す)、受容(一緒に努力して病気を克服するよう求める)を患者さんと接する基本姿勢としております。患者さんだけではなく家族の言葉にも誠実に耳を傾けております。

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大学附属病院産婦人科の特殊性

1人でも多くの立派な産婦人科医師を増やし、育成するために、学生に患者さん(症例)を見させないわけにはゆきません。

その際は、必ず患者さんからの同意をいただいてから、指導教官と一緒に診察しております。

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研究に対する姿勢

研究に対する姿勢

多くの大学附属病院においても産婦人科の医師が不足しております。患者さんを診るのが精一杯で、研究にまで手が回らないところが多いなかで、私どもの教室では細やかではありますが、研究を続けることができております。毎年、少ない数ではありますが、レベルの高い国際雑誌に論文を発表しております。

研究のための研究、そして論文のための研究であっては何の価値もありません。患者さん、そして病気のための研究を心がけております。

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