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ご挨拶

着任9年目の新年所感

あけましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いいたします。

本年春より新しい元号になりますが、私は医師初年目に平成の時代を迎えております。 その頃勤務していた会津若松の病院は当時東北で最も分娩数が多かったです。 3年間の在籍中はすべて緊急手術や分娩で病院内で年明けの瞬間を迎えていたことを懐かしく思い出します。

今年もよき産婦人科医療の施行に教室一同励んでまいります。

全国各県の帝王切開の状況を調査した論文があります。(Maeda E, et. al. J Obstet Gynecol Res. 2017) 。それによると、本県の分娩あたりの帝王切開術施行率は全国一低いです。帝王切開は必要と判断されたときは、果断なく行わなければなりません。帝王切開率のみが良い医療の指標ではありませんが、おなかを切らないで無事分娩にいたることは悪いことではありません。県内各地域を保守する医師と助産師の方々を労いたいと思います。

当院は日本で4番目、北日本では初の「子宮腺筋症核出術」の先進医療施行施設として認定されています。手術後の不妊治療および妊娠後の管理が一元的に展開され北日本各地より患者さんに来ていただいております。また、「がん生殖医学」も東北地区の大学病院としては先んじて展開しており、がんに罹患してしまった若年、未婚女性たちの卵子、卵巣組織もお預かりしております。 体外受精時に施行する「子宮内膜着床能検査」なども当地でそれを希望する方が遠方に行かなくても受療できるように整えております。

婦人科診療に関してはゲノム医療の展開を見据えた新規治療、予防的な医療も今年度導入してまいります。 また、婦人科疾患への内視鏡手術はロボット支援腹腔鏡手術も含めてさらにみなさまに受療いただけるようにしてまいります。

当科は「研鑽、誠意を忘れない産婦人科の実力者集団」で構成されております。 

また、麻酔科、小児科などの他科機能も含めて最善、最良の安全な生殖医療、周産期医療そして婦人科医療が展開されております。

皆様のご来院をお待ちしております。

平成31年1月2日
秋田大学大学院医学系研究科医学専攻
機能展開医学系産婦人科学講座 教授 寺田幸弘

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教室の特徴

手術風景

県内で唯一の大学附属病院の産婦人科であることが最大の特徴であります。患者さんに高度先進医療はもちろんのこと最先端の医療を提供できるように努力することが義務づけられている、と思っております。

県内の大きな病院の産婦人科医は、ほとんどが私ども教室の出身者であります。従って、産婦人科医療に関しましては、秋田大学附属病院産婦人科と患者さんがお住まいの近くの病院の産婦人科医師とは密接に連携をとりあっております。

具体的には、手術前の検査は近くの病院で、手術は大学で、術後のフォローアップは元の病院で行うことが可能になります。患者さんの都合によっては、われわれが大学病院から近くの病院に出向いて手術や検査を行っております。

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産婦人科診療の特徴

産婦人科は、女性の一生涯の身体的のみならず精神的な健康に関わっております。

胎児期、新生児期、学童期、思春期、性成熟期、更年期、老年期のそれぞれの時期に特有の疾患があります。それら女性の疾患の診断から治療・フォローアップまで一貫して行うことができます。

婦人科は、手術をしますので外科的側面を、産科は妊娠中に色いろな合併症が出現しますので内科的側面を持っております。従って、産婦人科は、婦人科外科と産科内科の2つの科から成り立っているといえます。

少子高齢社会かつ人口減少時代に突入したわが国において、生命の誕生に直接関わる産婦人科医が担うべき役割はますます大きくなると思われます。

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患者さんとの接し方

患者さんとの接し方

患者さんの不安・痛み・苦しみを分ち合えるコ・メディカル(看護師・助産師)と医師とのチームで診療しております。個人や組織としての能力の向上やミスの根絶に努力しております。

傾聴(とにかく患者さんの訴え・話を聴く)、共感(患者さんの言っていることに理解と同情を示す)、受容(一緒に努力して病気を克服するよう求める)を患者さんと接する基本姿勢としております。患者さんだけではなく家族の言葉にも誠実に耳を傾けております。

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大学附属病院産婦人科の特殊性

1人でも多くの立派な産婦人科医師を増やし、育成するために、学生に患者さん(症例)を見させないわけにはゆきません。

その際は、必ず患者さんからの同意をいただいてから、指導教官と一緒に診察しております。

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研究に対する姿勢

研究に対する姿勢

多くの大学附属病院においても産婦人科の医師が不足しております。患者さんを診るのが精一杯で、研究にまで手が回らないところが多いなかで、私どもの教室では細やかではありますが、研究を続けることができております。毎年、少ない数ではありますが、レベルの高い国際雑誌に論文を発表しております。

研究のための研究、そして論文のための研究であっては何の価値もありません。患者さん、そして病気のための研究を心がけております。

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