
Integrative Physiology
「感覚」のセンサーであるイオンチャネルを中心に、生命現象における論理を理解するための研究を通じて、難治性疾患克服に向けた新たな治療法や治療薬開発を目指しています。
生命科学研究は、生命の本質と疾病を含むそれぞれの生命現象の理解が進むのに伴い、現時点では先端的な医療や創薬への橋渡しとなる応用研究が強く求められています。これまで、工学部や医学部など全く違った文化と異なる視点で生理学を研究する中で築いてきた学際研究を推進し、技術革新を目指します。そして、これからも国内外の多様な背景を持つ分野の人を受け入れ、学際的な連携により生まれる融合的なアプローチの開発を推し進めます。これらの試みは、治療法開発の可能性を広げ、医療応用へと繋がると考えております。
私たちのこれまでの研究において、多くの生理応答に関与するイオンチャネルが創薬の有望な標的であることを見出しています。この標的に対して、今後の研究においては、創薬による疾患の治療と合わせて天然物質による予防医療を介した地域医療の発展の可能性にも目を向け、研究の可能性を広げていきたいと考えています。
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2025.09.24発表沼田教授が、IUPS 2025 国際生理学会議で発表しました。 題名「The Japanese Kampo Medicine Boi-ogi-to(BOT) Promotes Cellular Chloride Excretion via Activation of Volume-Sensitive Outwardly Rectifying(VSOR) Anion Channels」 Kap Europa Convention Centre (フランクフルト/ドイツ) 2025年09月11日(木) ~ 2025年09月14日(日)
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2025.09.19雑誌掲載沼田教授、佐藤講師(医学部)、共同研究者の堤さんらの総説が雑誌に掲載されました。 Optogenetic and Endogenous Modulation of Ca2+ Signaling in Schwann Cells: Implications for Autocrine and Paracrine Neurotrophic Regulation, Tomohiro Numata, Moe Tsutsumi, Kaori Sato‐Numata, Int.J.Mol.Sci, 26(18), 2025, 9082 MDPI:(link) この研究は、競輪の補助を受けて実施しました。
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2025.09.04受賞沼田教授が、秋田大学医学部医学科教育賞「最優秀教育賞」を受賞しました。 アルバムを見る
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