秋田大学大学院医学系研究科 器官・統合生理学講座 沼田研究室

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Integrative Physiology

「感覚」のセンサーであるイオンチャネルを中心に、生命現象における論理を理解するための研究を通じて、難治性疾患克服に向けた新たな治療法や治療薬開発を目指しています。

 
 生命科学研究は、生命の本質と疾病を含むそれぞれの生命現象の理解が進むのに伴い、現時点では先端的な医療や創薬への橋渡しとなる応用研究が強く求められています。これまで、工学部や医学部など全く違った文化と異なる視点で生理学を研究する中で築いてきた学際研究を推進し、技術革新を目指します。そして、これからも国内外の多様な背景を持つ分野の人を受け入れ、学際的な連携により生まれる融合的なアプローチの開発を推し進めます。これらの試みは、治療法開発の可能性を広げ、医療応用へと繋がると考えております。
 私たちのこれまでの研究において、多くの生理応答に関与するイオンチャネルが創薬の有望な標的であることを見出しています。この標的に対して、今後の研究においては、創薬による疾患の治療と合わせて天然物質による予防医療を介した地域医療の発展の可能性にも目を向け、研究の可能性を広げていきたいと考えています。

News

  • 2023.09.26
    お知らせ
    日本医科大学の五十嵐 勉先生が非常勤講師として着任しました。
  • 2023.08.16
    雑誌掲載
    田頭 准教授らの論文が雑誌に掲載されました。
    Perineural treatment with anti-TNF-α antibody ameliorates persistent allodynia and edema in novel mouse models with complex regional pain syndrome, Shibata S, Tagashira H, Nemoto T, Kita S, Kita T, Shinoda Y, Akiyoshi K, Yamaura K, Iwamoto T,J Pharmacol Sci, 153(1), 1-11, 2023
    ScienceDirect: (Link)
  • 2023.08.05
    発表
    田頭 准教授が、第13回トランスポーター研究会九州部会(福岡大学)に参加し、ポスター発表を行いました。
    題名「心筋小胞体-ミトコンドリア近接形成とCa2+恒常性維持におけるSigma-1受容体の役割」
    アルバムを見る
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RESEARCH

全身に発現するイオンチャネルの生理・病態生理における役割の解明

薬の作用機序、作用機構の解明

新たな治療法、創薬開発