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2023年08月01日(火)

秋田大学医学部附属病院にて国産の手術支援ロボット「hinotori」を導入

秋田大学医学部附属病院に今年度より国産の手術支援ロボット「hinotori」を導入しました。 「hinotori」は株式会社メディカロイドが開発したもので、米国製の手術支援ロボット「ダビンチ」と同様3つのユニットから成り、遠隔操作で内視鏡外科手術を行います。特徴としては、ロボットアームの関節がダビンチよりも1つ多いため、動きがより滑らかであり、さらにアーム全体がスリムでアーム同士の干渉を回避する制御機能も搭載されています。当附属病院では1例目を6月中旬に70歳代男性の前立腺癌に対する前立腺全摘除に使用し、患者様の容体も順調で、すでに退院されました。さらに7月初旬の2例目も同疾患の方に施行し、成功裏に終了しています。秋田大学大学院医学系研究科では「hinotori」に関する共同研究も進めており、今後も適応を拡大していく予定です。本院に導入した国産の手術支援ロボット「hinotori」について、令和5年7月26日(水)午後2時から秋田大学医学部管理棟会議室において、記者発表を執り行いました。

秋田大学医学部附属病院に導入した国産の手術支援ロボット「hinotori」について説明する羽渕友則医学系研究科長