秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 機能展開医学系 心臓血管外科学講座 Akita University School of Medicine Department of Cardiovascular Surgery

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研究テーマ

基礎

臨床

当講座では、心臓・大血管に関する基礎研究および臨床研究を専門領域としており、「臨床に基づいた研究」を常に考えながら取り組んでいます。

心房細動は慢性の不整脈の中で最も頻度が高く、高齢化が進む日本においては、2005年に71.6万人であったものが2050年には103万人になると予測されており、近年その患者数が増加してきております。秋田県は「超高齢社会」のため、心房細動の患者さんが非常に多くいらっしゃいます。この原因究明と新たな治療開発は、秋田県にとっても非常に重要な課題であると考え、秋田大学医学部医学系研究科細胞生理学講座と共同で研究を進めています。

また超高齢化が進む秋田県は「塩分摂取量」が日本一であり、動脈硬化を背景とした大動脈疾患患者さんが非常に多いという特徴があります。私たちは常に手術成績を改善し、術後元気に生活ができるよう、低侵襲な新たな術式の開発を進めています。

それだけではなく、患者さん全員が、それぞれの価値観や生活背景に基づき治療選択ができるようにしていきたいと考えており、手術を受けられた多くの患者様の経過を詳細に記録し、手術後のQOL(生活の質)がどのようになるかなど、情報提供できるよう研究を行っています。