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後期研修医募集

はじめに

四季折々の自然に恵まれた、美の国秋田へ来てみませんか。

当教室は、女性の健康に関わる全般に関して、臨床、研究を精力的に行い、社会貢献することを目指して頑張っています。産婦人科に少しでも興味がある方は見学、後期臨床研修の相談など、何でも結構ですので、是非ご一報下さい。連絡先はこちらまで。

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教室員は?

教室員たち

2023年4月現在、大学内は教授、准教授2名、講師2名、助教4名、医員8名(産休1名含)、大学院生2名の総勢19名で臨床、研究、教育にあたっております。現在の当教室在籍者は関連病院を含めて総勢80名です。それぞれの専門などの詳細はこちらをご覧下さい。

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関連病院は?

総合病院は秋田県内17病院(うち3病院は外来にて対応)に派遣しており、研修病院の質量とも充分だと思います。他26の個人病院とも協力態勢をとっております。関連病院情報の詳細はこちらをご覧下さい。

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臨床の状況は?

産婦人科の病床数は現在37床で、令和4年の外来患者数 17,190人です。秋田県の3次医療施設として最後の砦を守っています。

臨床は腫瘍部門,周産期部門,生殖内分泌部門の3つのグループに分かれ,それぞれチーム医療を行っています.各部門をローテートすることによって偏りのない研修が受けられます。

1週間のだいたいのスケジュールは以下のとおりです。外来担当者の詳細はこちらをご覧下さい。

  午前 午後
朝カンファランス 病棟業務 〈処置・分娩・化学療法など〉 医局カンファランス
各外来 〈新患・婦人科再来・生殖内分泌再来〉  

産科手術(帝王切開等)

朝カンファランス 病棟業務 〈処置・分娩・化学療法など〉
各外来
〈新患・産科再来・婦人科再来・生殖内分泌再来〉
 
腫瘍手術 〈良性・悪性〉
朝カンファランス 病棟業務 〈処置・分娩・化学療法など〉
各外来
〈新患・産科再来・生殖内分泌再来〉
 
腫瘍手術 〈良性・悪性〉
朝カンファランス 病棟業務 〈処置・分娩・化学療法など〉
各外来
〈新患・婦人科再来・生殖内分泌再来〉
 
朝カンファランス 病棟業務 〈処置・分娩・化学療法など〉
各外来
〈新患・産科再来・婦人科再来〉
 
腫瘍手術 〈良性・悪性〉
  • 朝会は当直報告,術前検討,術後報告などを行う

1年間のおよその症例数は分娩数296件、悪性腫瘍手術90件、内視鏡下手術250件、体外受精(顕微授精を含む)326件です。

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研究の状況は?

臨床研究は各分野で様々な角度から行っており、令和4年は国際学会1演題、国内学会75演題(研究会・セミナー等含む)の学会発表を行っています。基礎的研究は大学院生を中心として、分子生物学的な研究を行っています。最近のテーマは、周産期部門は頚管熟化のメカニズム、早産マーカーなど、生殖内分泌部門は受精卵におけるアポトーシスや成長因子の機序、造精障害の発生機序など、婦人科部門では癌転移の早期発見、癌におけるAnnexin Vの作用、癌転移におけるTSG6の役割、癌細胞におけるGnRH receptorの発現とその作用などです。令和4年は英文12編、和文12編の論文が掲載されました。研究内容や研究成績の詳細についてはこちらをご覧下さい。

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留学は?

例年1~2名、主に米国に留学しています。米国には教授の友人が多いため、留学先は豊富です。これまでの留学状況はこちらをご覧下さい。

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研修システムは?

1:「産婦人科専門医」とは

「私は産婦人科の医師です」と自信を持って名乗れる技術と知識を有するという医師のことです。日本産科婦人科学会/専門医機構認定の産婦人科専門医とそれから派生する各領域(サブスペシャリティ)での関連学会認定の専門医があります。

これらの学会認定医を所得することのインセンティブ(メリット)は年々大きくなりつつあります。すなわち、先進的な医療の施行やそれに付随す る各種のインセンティブが認定医のみに認められる医療情勢のながれは今後加速してゆくと考えられます。当科での後期研修の指導は、前述の産婦人科医師として普遍的な修練とともに、後述の現在の医療の潮流をしっかり把握したもと種々の目標を個々に設定して行われます。

2: 産婦人科の魅力

配偶子の融合から分娩、婦人科癌のダイナミックな手術、更年期のホルモン療法そして老年期女性の健康管理まで女性の、ヒトの一生すべてが俯瞰できる面白い仕事です。

これらの領域に各種の専門医認定の枠組みがあります。

3: 日本産婦人科学会産婦人科専門医の位置づけ

「産婦人科医師」を名乗り成長し、そして認められるのに不可欠なことです。

本専門医を所得することは母体保護法指定医(学会認定ではない、法律のもと認定される貴重な資格)、あるいは学会認定医の受験資格として 必要なことです。詳しくは「日本産科婦人科学会ホームページ」の「専門医申請」のバナーを開いてください。分娩、手術をはじめ産婦人科の各領域 に一定量の経験を求められます。

また、最短で医師になって6年目で取得可能です。当然最短期間での所得が当たり前にできるように導きますし、この素晴らしい仕事のプロであ るという自負がもてるように育成をしてまいります。

4: 秋田県の利点を生かした専門医の育成

専門医育成のためには優れた指導医が必要であるとともに、分娩、手術などの症例経験が必要です。人口がそれほど多くはない本県の各施設 は、都会の大病院に比較すると同じ期間に取り扱う症例数が少なめになることは否めません。しかし、秋田県の産婦人科医療は大学を中心とした 県全体の産婦人科医師の結束のもと行われています。

すなわち、秋田大学医学部産婦人科で専門医研修をはじめることにより、県内すべての病院の先生方が専門医取得のための導き役になること になります。

このような、産婦人科医療を担う人材を県内の先生方皆が慈しみ育成してゆくスタンスは都会地域では望めない、医療という人間科学を担う人 材を育成するにふさわしい環境であると確信しています。

5: 実際の体制

初期研修が終了後大学を中心とした関連病院で研鑽をつみ卒後6年目には日本産婦人科学会専攻医試験に合格できるようになります。指導医の専門分野や患者背景は各病院で異なるので、卒後3年目から5年目の3年間で専攻医として周産期、腫瘍、生殖、女性医学のすべての分野で一定の症例経験 ができるよう調整しています。

大学院(一般、社会人)入学したうえで、研修キャリアを積んでゆくことももちろん歓迎で、個人の状況、希望に応じたテーラーメードのキャリアパスを作成します。

種々の体制が整備されていますが、要はコース参加全員のゴールとして産婦人科の第一歩である日本産科婦人科学会認定医を6年目で、その後のキャリアで希望するサブスペシャリティー関連学会の専門医を所得していただきます。

医学部卒後年数 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目
  卒後臨床研修 産婦人科一般研修 産婦人科専門医取得  
Aコース
(専門医取得)
大学/認定施設 大学 大学/関連病院(学会認定施設)
Bコース
(専門医及び学位取得)
大学院4年目入学
大学/認定施設 大学 大学院 大学/関連病院
(学会認定施設)
関連病院
(学会認定施設)
学位取得大学
Cコース
(専門医及び学位取得)
社会人大学院4年目入学
大学/認定施設 大学   社会人大学院
関連病院(学会認定施設) 学位取得大学

実績

最近10年の本学での専門医研修で産婦人科専攻医(専門医)試験合格者の数を記します。

また、産婦人科の主たるサブスペシャリティーに関する学会の認定医数(過去10年間)を記します。

  • 日本産婦人科学会専攻医認定者数    29名
  • 日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医  3名
  • 日本臨床細胞学会細胞診専門医     3名
  • 日本生殖医学会生殖医療専門医     4名
  • 日本周産期・新生児医学会周産期専門医 6名
  • 臨床遺伝専門医            3名
  • 日本がん治療認定機構がん治療認定医  2名
  • 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医  4名
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医     1名
  • 日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医 2名
  • 日本胎児心臓病学会胎児心エコー認証医 1名
  • 日本超音波医学会認定超音波専門医   1名
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産婦人科の特徴は?

  1. 生命の誕生から終焉まで、女性の一生を担当します。
  2. 内科的側面と外科的側面の両方を備えています。
    • 診断、治療から予後追跡まで
    • 受精前から妊娠、分娩、予後追跡まで
  3. 予防医学が有効です。
    • 子宮癌検診(卵巣癌検診、乳癌検診)・中高年健康維持
    • 遺伝相談・妊娠の許可・妊婦健診、産後健診・新生児健診
  4. 人口問題の鍵を握っています。
    • 行政による支援策
    • 周産期センターおよび不妊とこころの相談センター設置など
  5. 新分野の開拓が行われています。
    • 骨粗鬆症、更年期、乳房疾患、膀胱機能障害など
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秋田大学産婦人科の特徴は?

  1. 周産期医学、婦人科学、生殖内分泌学のそれぞれの領域で、偏りのない研修が受けられます。
  2. 産泊のシステムのおかげで十分なアルバイト先があり、週末のアルバイトだけで十分な収入が保証されます。
  3. 関連病院が豊富で、県内の主要な病院へ医師派遣をしております。大学産婦人科だけに偏った研修ではなく、市中の関連病院で診療研修も積極的に行っています。そのため、専門医取得に関して経験症例が足りないことは未だかつてありません。
  4. 一般病院で、一人の医師が月に担当するお産は原則15件以下となるように人員の配置が行われており、当直で深夜に起こされるのは月に数回程度です。
  5. 大学院生の場合、社会人大学院であっても臨床の業務を免除され、研究に専念できます。
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よくある質問

Q1. 経済的に大丈夫?
A1. 産婦人科は子宮癌検診、産泊などのアルバイトが豊富であり、後期研修医でも金銭的に困ることはありません。
Q2. 肉体的につらそう?
A2. 夜や土日は完全に自由というわけにはいきませんが、それはどの科も同じです。産婦人科では、できるだけ個々人に負担がかからないように、応援態勢や人数配分を調整しています。女性医師は将来、妊娠・分娩することがあると思いますが、勿論その点に関しては産婦人科が最も理解が深いと思います。
Q3. 臨床的に偏りはないの?
A3. 内科的要素、外科的要素を含んでいるため幅広い医療を展開できます。老若男女を対象にしています。喜びと悲しみが混在する科であり、多様な場面に遭遇します。逆にある程度、専門性があり、他科の医師では診療できない分野でもあります。
Q4. 研究もしたいのですが
A4. さまざまな研究分野があります。研究には力を入れており、最近はかなり質の高い学術雑誌にも当教室からの論文が掲載されています。研究を望む人にはそれ相応の環境が整っておりますので、心配ありません。
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入局・見学の手続き方法は?

広く門戸を開放しております。まずはご一報ください。日本中どこからでも見学・後期研修を受け付けています。

後期研修センターはこちらをご覧ください。

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連絡先

  • 秋田大学 大学院医学系研究科 医学専攻 機能展開医学系 産婦人科学講座
  • 〒010-8543 秋田市本道1丁目1-1
  • TEL ; 018-884-6163
  • FAX ; 018-884-6447
  • e-mail ; obgyn@med.akita-u.ac.jp
  • 医局長:三浦広志
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