臨床の紹介

当教室では脳血管障害や脳腫瘍の治療を中心に、脊椎脊髄疾患、先天性奇形など脳神経外科全般に亘り、最先端の治療を行っています。具体例としては、脳磁図(MEG)による術前の神経機能マッピング、ニューロナビゲーションシステムや術中DSAを用いた手術があげられます。また、脳神経外科の分野でも近年、低侵襲性の治療の必要性が高まり、神経内視鏡を用いた手術やマイクロマルチリーフコリメーターを用いた定位的放射線治療(ライナックナイフ)にも取り組んでいます。ライナックナイフの分野では日本有数の症例数を誇っています。マイクロサージェリーによる脊椎・脊髄の低侵襲外科治療も急速に発展している分野です。

機能性疾患

【MVD】 2018 2019 2020
顔面痙攣
(がんめんけいれん)
3 3 5
三叉神経痛
(さんさしんけいつう)
1 1 3

顔面痙攣(がんめんけいれん)・三叉神経痛などに対し神経血管減圧術を行っています。内服など他治療で効果が乏しい例では手術治療を行います。
術野では特に重要な脳神経・血管が複雑に存在しますので、脳神経モニタリングを行いながら、脳血管による神経圧迫を確実に解除することを心掛けています。