動物実験とヒトとのかかわり

年 代 医学において動物実験が果たした役割 社会状況

石器時代
メソポタミアの医療
 シュメル人が粘土板に楔形文字で薬の記述
 病気が神と関係あるとの考えから呪術師が治療
 現代人の祖先出現
 狩猟生活(20,000年前)
 牧畜・農業を行い文明発祥(新石器時代)
エジプト
王朝時代
 まだ病気は超自然的なもの。治療は魔術的。
 古代エジプトの医学書(パピルス・エーベルス)
 ネコの家畜化(紀元前3,000年)
ギリシャ
ローマ
時代
ギリシャの医学
 病気を自然現象とみて、科学的に解明しようとした。
 Hippokrates(前460〜前377)
 Aristotle(前384〜322)
 Erasistratos(前290頃)
 Galenos(131〜201)
 コロセウムでのハンティングショウ
 キリスト教公認(313)
 ゲルマン人の大移動
 西ローマ帝国滅亡(476)
中  世 医学の暗黒時代(4〜15世紀)
 ギリシャの科学・医学はイスラム世界に
 キリスト教の影響下で解剖が禁止
 人の体は神から授かった神聖なもの
 病気は神罰であり、ひたすら神に祈るのみ
 トマス・アクィナスナス「神学大全」(1274頃)
 マホメットがイスラム教を開く(7世紀初頭)
 魔女狩り  牛攻め,クマいじめ
 十字軍遠征(1096〜1270)
 ペスト大流行(1350年頃)
近  世 ルネサンスの医学
 人体解剖や動物実験により生理機能が解明され始める
 Vesalius(ベルギー)「人体の構造について」(1543)
 Janssen(オランダ)顕微鏡発明(1590)
 Harvey(英)「血液循環論」(1628)
ルネサンス
 コロンブス新大陸発見(1492)
 エリザベス1世即位(1558)
生類憐みの令(日)(1687)
 近世哲学思想の勃興

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