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手術症例成績

乳腺内分泌外科

乳癌手術件数

秋田大学医学部附属病院では年間約50〜60例の乳癌患者さんの手術を行なっています。術前にCT・MRIによって病変の広がりを見極め、手術術式の適切な選択および正確な切除範囲の設定を行ないます。また、手術終了後は適切な補助療法の選択と実施を行ないます。当院では腫瘍内科医、放射線科医、病理医、薬剤師、看護師、検査技師等による質の高い多職種カンファレンスを行なうことによって「手術」「放射線」「薬物療法」を組み合わせた集学的治療を可能としています。

秋田大学医学部附属病院では年間約150例の新規食道癌患者の治療を行っています。つまり秋田県で食道癌にかかる患者さんの約半数を治療しています。食道外科は地域の中核病院としてこれまで多くの食道癌手術を行ってきました。1972年の教室開設以来、食道癌切除患者総数は1,300例を超え、最近は年間40〜50例の食道癌手術を行っています。

手術術式

乳房のしこりに対する手術

病変の広がりによって乳房部分切除術あるいは乳房切除術を行ないます。また患者さんによっては術前化学療法によってしこりを小さくしてから手術を行なう場合もあります。

腋窩(わきの下)リンパ節に対する手術

明らかなリンパ節の腫大がない場合はセンチネルリンパ節生検を基本としています。センチネルリンパ節とは「見張りリンパ節」の意味であり、これに転移がない多くの場合はそれ以外の腋窩リンパ節にも転移がないことが知られています。一方腫大したリンパ節がある場合、センチネルリンパ節に転移が認められた場合は腋窩リンパ節を脂肪と一塊にして切除する腋窩リンパ節郭清を行ないます。

センチネルリンパ節のSPECT/CTヒュージョン画像像

センチネルリンパ節のSPECT/CTヒュージョン画像

センチネルリンパ節のリンフォシンチグラフィ

センチネルリンパ節のリンフォシンチグラフィ

手術成績

2000年から2012年までの乳がん患者さんの治療成績です。

ステージ別生存率

ステージ別生存率
1年 3年 5年 10年
0 100% 100% 97% 97%
I 100% 97% 96% 96%
IIA 100% 100% 96% 95%
IIB 98% 92% 84% 79%
IIIA 100% 80% 75% 62%
IV 83% 45% 33% 25%

術後合併症

死亡率

治療関連死亡率
0%
手術死亡
0%

その他の手術

乳腺良性腫瘍、甲状腺・副甲状腺に対する外科治療を行なっています。