諸外国の動物実験に関する情報公開の状況

  • スエーデン
    動物実験計画書の公開が積極的に行われている.

  • オランダ
    動物実験倫理委員会は行政機関であるため動物実験計画書の公開は国の法律で義務づけられている.しかし、 委員会を行政機関と見なしてよいか否かについて法的、道徳的議論が現在進行中である.

  • 米国
    実験計画書の審査は一般市民を代表する第三者も交えた研究機関の動物委員会において行われる.そのため、実験計画書の情報は公開されない.
    動物委員会の委員が研究の秘密を漏洩したり、あるいは自己の利益のために利用することは動物福祉法の第27条によりを禁じられている.

  • カナダ、英国
    動物に対する処置の侵襲の程度とその処置を受けた動物数に関する統計資料を毎年公表している. しかし、 一般市民が実験計画書を直接見ることはできないシステムとなっている.

  • ドイツ
    環境分野に関する「環境情報法」はあるが、情報公開についての一般的な法律はない.

  • ニュージーランド
    Ministry of Agriculture and Forestryが研究機関の動物実験委員会に対して行政文書の開示法を指導している.
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