シンポジウムの概要:
当日は実験動物関連団体に所属する人々が100名ほど参加し、「動物保護および管理に関する法律」改正への対応に関して活発な議論を展開した。はじめに慶応大学医学部の前島教授より基調講演といった形で、現在の動管法ができるまでの経緯と動管法改正に関する動物愛護団体の活動が紹介され、その後に実験動物学会、日本実験動物協会、日本獣医師会、生理学会等の動物実験主体団体、官公庁等における動管法改正の動きに対する対応が紹介された。その後以下に示す実験動物関連団体よりそれぞれの立場における動管法改正に対する意見が述べられ、またこれまでの取り組みが紹介された。
「動管法を考える:いま、動物実験関係者は何をすべきか?」
座長 黒澤 努(大阪大学・医・動物実験施設)
古川敏紀(広島大学・医・動物実験施設)
- 動管法改正の動きと実験動物:何が問題で何が求められているか
前島一淑(慶応大学・医・実験動物センター)
- 実験動物環境研究会の対応
黒澤 努(大阪大学・医・動物実験施設)
- 認定獣医師制度と動管法改正の動き
笠井憲雪(東北大学・医・動物実験施設)
- 国動協の動管法改正の動きへの対応
松田幸久(秋田大学・医・動物実験施設)
- 「動管法」問題:実技協はどう対応するか
大和田一雄(山形大学・医・動物実験施設)
- 実器協はどう考えるか
夏目克彦(夏目製作所)
- 指定発言
- 総合討論