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ご挨拶

教授就任のご挨拶

秋田大学大学院医学系研究科医学専攻小児科学分野 教授 新井浩和

秋田大学大学院医学系研究科
医学専攻小児科学講座
教授 新井浩和

このたび、秋田大学小児科学講座の教授を務めさせていただくことになりました、新井浩和です。

私はこれまで秋田の総合周産期母子医療センターを中心に、新生児医療をはじめとする小児医療に携わってきました。秋田は全国でも出生数が少なく、地域の医療体制も大きな変革期を迎えています。そのような中で「子どもたちをどう守り、どう育んでいくか」は、私たち小児科にとって何より大切な使命であり、地域の未来をつくる責任でもあります。

小児科は、生まれたばかりの赤ちゃんから思春期の子どもたちまで、幅広い年代を支える奥深い分野です。NICUやICUなどでの集中治療や日常診療に加え、研究によって新しい知を生み出すこと、教育を通して次世代を育てること——そのすべてが「子どもの命と未来を守る」ことにつながります。

秋田の小児科は、地域の医療に根ざしながらも、全国や世界へとつながる可能性を持っています。だからこそ学生・研修医の皆さんには、ぜひ一度小児医療、福祉、教育の現場に足を運び、そこで出会う患者さんやご家族から多くを学び、我々と共に成長する経験をしていただきたいと思います。

小児医療は決して楽な道ではありませんが、その分「子どもの笑顔が自分の力になる」というかけがえのないやりがいを感じられるはずです。私たちは、皆さんが秋田から全国へ、そして世界へと羽ばたいていけるよう、全力でサポートします。

一方で、地域の皆さまにとって小児科は「身近な安心の場」でなければなりません。病気の時だけでなく、成長や発達に不安を感じる時にも気軽に相談できる、そんな存在でありたいと願っています。

子どもたちを支えることは、家族を支え、ひいては秋田の未来を守ることにつながります。

 

「子どもたちの健康を守ることは、秋田の未来を守ること」。

 

「子どもとご家族に寄り添い、安心して暮らせる地域をともにつくること」。

 

この二つの思いを胸に、これからも教室一丸となって歩んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

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