秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 病態制御医学系 総合診療・検査診断学講座へ

秋田大学医学部附属病院 中央検査部

検査技師募集

検査技師が一人前になるまでの軌跡

中央検査部所属の検査技師から、入職してからの業務内容、大学病院の検査部の特徴、今後の抱負などを紹介してもらいました

検査技師A(入職2年目)

「1年目の半年間は生化学検査室、免疫化学検査室、血液検査室をローテーションし、それぞれの検査室で行っている検査項目や方法を学び、血液や血清などを使った検査の流れを把握できました。加えて、論文を読み合う抄読会や中堅・若手で行う勉強会にも参加し、学び続ける大切さを改めて感じました。また研修会や講習会にも積極的に参加しました。」

「ローテーション終了後からは生化学検査室に配属となり、分析機器のメンテナンスや検体処理、測定結果の報告を主な業務として行っています。日常業務の他に新規導入予定の検査項目について検討したり、1年目の新人さんに教えられる範囲で指導したりしています。その他には外来患者さんの採血業務や日当直なども行っています。学ばなければいけないことがたくさんあって大変ですが、それを仕事で活かせた時の喜びが大きいので、やりがいを感じています。」

検査技師B(入職2年目)

1年目の4~10月
全6部門のうち、3部門(一般・生理・細菌検査室)を、各2ヶ月ずつ、半年間ローテーションしました。ルーチン業務の基本中の基本の習得に努めました。
5月の連休明けから休日緊急検査当番の訓練が始まり、6月から半日直当番に入りました。
少しずつ採血練習が始まり、秋ごろから外来患者さんの採血業務も行っています。
1年目の10月以降
細菌検査室に固定となりました。ルーチン業務を少しでも早く覚えようと努力しました。
非常勤職員から、任期つき常勤職員となることができました。
2年目
細菌検査室のルーチン業務を中心に日々勤めています。
夏頃から日直、夜勤当番に入りました。
県外の研修会、講習会に参加する機会をいただきました。
11月の県学会にて発表しました。6月頃から準備をはじめ、同検査室他検査部の皆様に助けていただきながら初めての発表を迎える事ができ、よい経験になりました。
2年目になり、何度か勉強会へ出るうちに、自分の苦手な内容(抗菌薬関係などについて)に気付いたため、それらについて少しずつですが改めて自主的に学び始めました。今後も勉強に努めていきたいと思います。

検査技師C(入職5年目)

これまでの検査室ローテーション
1年目:一般検査
2年目:心エコー兼任
4年目:生理検査
5年目の現在、超音波検査士の受験資格を得て、資格取得に向けて勉強しています。
  • 5年目になり人に教えることも増えてきました。「わからない」では済まされません。正しく幅の広い知識が必要だと日々感じています。
  • また、専門的な知識を得るために積極的に研修会や勉強会に参加し、基礎となる力を積み重ねていきたいと思います。

検査技師D(入職5年目)

現在は細菌検査室で勤務しています。

これまでの学会発表
2011年(1年目):第35回秋田県医学検査学会―横手
2012年(2年目):第36回秋田県医学検査学会―由利本荘
2014年(4年目):第61回日本臨床検査医学会学術集会―福岡
病院外での教育活動
2015年、日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学にて【感染免疫学(第2学年)】の特別講師として講義。
これから目指す、資格の取得
二級臨床検査士(微生物部門)
緊急臨床検査士
遺伝子分析化学認定師(初級)
認定臨床微生物検査技師・感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)

検査技師E(先輩技師)

「勤務期間10年間で、臨床化学検査室と生理検査室に勤務し、超音波検査士の資格を取得しました。また業務の傍ら大学院に入学し、研究にも取組みました。その結果、医学博士の学位も得ることができました。仕事を行う上で様々な苦労、大変な事は多いですが、先輩たちもその都度バックアップしてくれます。10年はあっという間でしたが、充実した若手期間を過ごしてきたと思います。」

検査技師F(先輩技師)

  1. 超音波専門医の先生5名が日替わりで約1時間エコーカンファランスを行ってくれるので大変勉強になり、しかも心強い!!
  2. 心エコー担当技師とほぼ同数の超音波専門医の先生との症例検討会で無理なくスキルアップできます。
  3. 超音波専門医の先生はほとんどが女性で、しかも子育て中!エコーの話から子育ての話題まで参考になります。学会も託児付きで参加可能です!
  4. 心エコーを始めて3〜4年で全技師が超音波検査士取得。先輩技師と5名の超音波専門医の指導の中で各々スキルアップを目指しています!

検査技師G(先輩技師)

「素晴らしい指導者の存在や様々な症例を経験できるなど、高い知識や技術を取得し、スキルアップを目指すにはふさわしい環境です。私も周りの協力を得て育児休暇中に超音波検査士の資格を取得し、現在は職場復帰して働いています。周りの理解もあり、女性が長く働き続けることができる職場だと感じています。」