秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 病態制御医学系 総合診療・検査診断学講座へ

秋田大学医学部附属病院 中央検査部

中央検査部について

秋田大学医学部附属病院の中央検査部では、臨床検査医と検査技師の協力体制のもと、一般的な検査から先進的な医療に関する検査まで幅広い業務が行われます。

皆さんは病気の検査というとどのようなことを思い浮かべられるでしょうか? 貧血の検査や肝機能、コレステロール、中性脂肪、血糖や尿糖、心電図などはご存じのことと思います。病気の診断や評価は、近年まで医師の経験と技術に頼っていました。しかし検査医学の発展により、客観的な評価が可能になり,現在では貧血や肝障害、高脂血症、糖尿病など、様々な疾患について皆さんと共通の指標を持つことができるようになりました。これは、医療従事者と患者さんの関係、医療の形に大きな変化をもたらしました。

中央検査部は、迅速で質の高い検査データを提供し、大学病院の高度な診療の支援を行う部門です。歴史的に当院では、いち早く自動化システムを導入しており、検査依頼から結果報告までを一元管理し、進行状況や精度の確認が可能となっています。臨床検査医と検査技師の協力体制のもと、一般的な検査から先進的な医療に関する検査まで幅広い業務が行われます。

スタッフは全診療部門への支援だけでなく、横断的な特徴を生かし、インフェクションコントロールチーム(ICT)や栄養サポートチーム(NST)、総合診療部の中核としても活動しています。また、臨床検査に関する医学教育や、アレルギー免疫疾患・腎疾患など独自の研究開発のほか、感染症対策の地域連携システム(Akita-ReNICS )の管理・運営も行っています。

中央検査部スタッフ

部長(兼)1名、副部長(兼)1名、臨床検査技師32名、受付事務2名、看護師(看護部付)3名の計39名

部門の人員配置

一般検査(4名)、血液検査(5名)、血液化学検査(6名)、免疫血清検査(4名),微生物検査(6名)、生理検査(7名)

業務の概要

午前中は3~4名の臨床検査技師が看護師3名とともに外来採血室で患者さんの採血(300~400名/日)を行っています。検査の総数は、月平均で30,000件を超え、年間で約3,900,000件です。

また、心臓・頸動脈エコーも中央検査部が担当しています.生理検査室配属の技師だけでなく、臨床化学、微生物、一般検査室配属の技師が超音波検査士の資格を取得して、それぞれの業務を行いつつ交替で超音波検査を実施していることが特徴です。

教育・研究

医学科5年次のBSL、看護学科3年次実習、他大学・専門学校の臨床検査学科の臨地実習生を受け入れています。スタッフは認定技師等の資格取得を目指す者が多くいます。現在、超音波検査士5名、血液検査認定技師4名、認定心電技師2名がいます。また、社会人大学院への入学も推奨しており、これまで7名が博士、2名が修士の学位を取得しています。大学病院と他病院の大きな違いは、教育・研究も仕事の柱となっていることで、そのための環境整備にもスタッフ一同努力しています。

各検査部門の概要

詳しい説明は下記各部門のページをご参照ください。

受付・事務

病院2階、中央検査部の真ん中に位置しています。ご質問などがありましたら受付にお話し下さい。

採血室血液検査臨床化学検査(生化学検査)

外来患者さんの採血を行います。プライバシーに配慮し、取り違えのない呼び出しシステムを採用しています。自動搬送システムにより検査室へ運ばれた血液は、含まれる細胞(白血球など)や腎機能、肝臓の障害、コレステロールなど、多岐にわたる項目を測定します。

免疫血清・免疫化学検査

血清蛋白の分析を中心に行います。アレルギーの原因物質の解析検査なども行います。

一般検査

尿検査,その他体液を中心に検査を行います。尿中の細胞成分の分析や特殊検査も行います。

微生物検査

病原体の検出や確定を行っています。また、病原体の遺伝子疫学検査も行っています。院内感染対策情報をきめ細かく院内に発信しているほか、県内の細菌検査情報のデータベースを管理しています。

生理機能・超音波検査

心電図、脳波、呼吸機能などを行います。負担の少ない最新の総合呼吸抵抗測定装置(モストグラフ)を導入しています。

細胞分子免疫学・遺伝子診断

遺伝子や染色体検査、細胞の免疫学的検査や分子生物学的分析を行います。細胞の機能について検査を行い、疾患の評価情報を提供しています。

緊急検査

夜間・休日は輸血部と合同で当直体制を整え、救急外来や入院患者さんの緊急検査に24時間対応しています。