摂食と生殖能を繋ぐ分子メカニズムの解明と
肥満症・糖尿病における男性不妊の治療への応用
Endocrinology, July 2017, 158(7):2134–2144
少ないまたは過量の食事ではなく、適量の食事が最も受精能を高めるということを示唆する研究結果であると考えている。
GIPは食事摂取をすることで小腸から分泌されるホルモンであるが、GIPが精子細胞に作用し、PSG17の発現上昇を介して受精率の向上を担うことを報告した。継続的な過食による過剰なGIPは精子細胞のGIP受容体の発現を低下させ、PSG17を低下させることとなり、受精には不利に働く可能性がある。


