患者さんへ

患者さんへ

当院は社団法人 日本麻酔科学会の認定病院です。学会が厳しい基準で認定している麻酔科専門医ならびに麻酔科標榜医が、最新の知見と高度な技術を取り入れて麻酔管理を行っています。

手術を受けられる方へのお願い

麻酔は、患者さんに安全に手術を受けていただくために欠かせないものです。麻酔のお薬は手術中に眠らせて、痛みを感じさせません。その一方で、呼吸や心臓・血管などの働きを弱めてしまう側面もあります。私たち麻酔科医は十分な監視体制のもとに患者さんを安全に保ちますが、より安全に麻酔を行うためにご協力いただきたいことがあります。手術が決まった際にはご一読いただければ幸いです。

以下は私たちからの大切なお願いです。

詳細につきましては、下記資料をご覧ください。

麻酔方法によるご説明

ご不明な点やご要望がありましたら、外来・病棟スタッフを通じて麻酔科にご連絡いただくか、術前診察時に直接、麻酔科医にご相談ください。

ペインクリニック外来

ペインクリニック外来では急性および慢性の痛みの治療を行っています。

痛みは体の異変を知らせてくれる警告信号です。したがって、原因を追究し治療することが大切です。しかし、いくら調べても原因がわからない痛みや、原因はわかっても有効な治療法のない痛みがあります。3か月以上続く痛みは「慢性痛」と呼ばれ、警告としての意味はなく、これ自体が治療の対象となります。麻酔科疼痛外来(ペインクリニック)では、急性の痛みだけでなく、慢性痛に苦しむ患者さんの日常生活をより良いものにするための治療を行っています。

治療の中心は、薬物療法と神経ブロック療法です。最近は、筋肉や筋膜という組織の異常がさまざまな痛みの原因になっていることが明らかになってきており、トリガーポイント注射や筋膜リリース注射と呼ばれる注射療法やストレッチ・運動指導などを積極的に行っています。また慢性痛には、職場や家庭の人間関係などの心理的・社会的な要素が深くかかわっていることが多いため、痛みの背後にある問題点にも注意を向け、心理的・社会的な面からもアプローチするよう努めています。さらに県外の医療機関とも連携し、患者さんにとってよりよい治療法を探していきます。

施設の特徴と研修へのご協力のお願い

当院は教育施設であるため、医療の現場でさまざまな医療者の研修を行っています。患者さんには以下のような研修へのご協力をお願いしています。

1 臨床研修および医学生教育

当院は臨床研修指定病院であるため、初期臨床研修医を受け入れており、初期研修医が麻酔管理に従事しています。ただし、麻酔科認定医あるいは麻酔科専門医が一緒に麻酔管理にあたるため、安全性に問題はありません。また、医学生に対する教育も担っているため、手術の際に医学生を同席させ、ときに患者さんに簡単な処置を行わせることがあります。麻酔科認定医あるいは麻酔科専門医が指導にあたります。合併症が生じる可能性は通常と同等です。ご理解をお願い致します。

2 歯科医師の医科麻酔研修

当院では歯科・口腔外科疾患に関する手術が多数行われているため、歯科医師が全身管理の技術研鑽を目的に麻酔科研修を行っています。また、歯科・口腔外科手術における全身麻酔管理を十分に習得した歯科医師が、麻酔科認定医あるいは麻酔科専門医とともに歯科・口腔外科疾患以外の手術麻酔に携わることもあります。歯科医院で歯科治療を受けている際、万が一体調が悪くなったときの応急処置を、歯科医師自身が行う上で重要な麻酔研修となります。、合併症が生じる可能性は通常と同等です。あらかじめ患者さんの同意を得た上で行いますので、ご理解をお願い致します。

3 診療看護師研修

当院では大学院の修士課程における診療看護師の研修を行っています。診療看護師とは、医師が何らかの事情で患者さんへの対応が困難な場合に、医師の包括的な指示のもとでさまざまな手技を行うことができる資格です。従来の看護師が行う処置より侵襲の大きい手技を研修することになりますが、麻酔科認定医あるいは麻酔科専門医が一緒に麻酔管理にあたるため、安全性に問題はありません。合併症が生じる可能性は通常と同等です。ご理解をお願い致します。

4 救急救命士の気管挿管実習

当院では全身麻酔の際に救急救命士が気管挿管を行う実習を受け入れており、全身麻酔を受けられる患者さんに、この実習に関するご協力をお願いしています。これは厚生労働省が主導する実習で、急変した患者さんに対して救急の現場で最も確実な気道確保を行うためのものです。救急救命士が担当するのは気管挿管のみでその他の処置は行いません。また、麻酔科専門医の指導のもとで実習を行うため、安全性に問題はありません。合併症が生じる可能性は通常と同等です。あらかじめ患者さんの同意を得た上で行いますので、ご理解をお願い致します。

研修医・医学生のみなさんへ当講座で臨床研修をしませんか?

全ての臨床医に求められる麻酔科・周術期医療に関連する
知識・技能を身につけることを目指します。

Challenge and grow together.
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