分子医学部門だより No. 6(2016年9月号)

(H28.9.30 掲載)
  平素より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 毎号「分子医学部門だより」全文をメールとホームページの両方に掲載しています。利用者の皆様に当部門をより
 一層活用していただく一助となれば幸いです。

目次
【1】部門専任教員から
【2】部門職員から(担当:関場)
【3】お知らせ(停電、次世代シーケンサーおよび関連機器の設置、セミナーの開催)
【4】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い

【1】部門専任教員から
日頃より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
先月号の部門だよりでも少し紹介しましたが、分子医学部門に次世代シーケンサーが導入され共通機器として運用することになりました。 今回設置された次世代シーケンサーはイルミナ社のMiSeqというデスクトップ型の装置で、疾患関連遺伝子変異解析などターゲットシーケンス、微生物など小さいゲノムの解析、細菌叢を調べる16Sメタゲノム解析の他、様々なRNA-Seqが(miRNAなどのsmall RNAシーケンスやmRNAの網羅的解析も1ラン1サンプルですが)可能です。
今月、分子医学部門棟4階に次世代シーケンサーとそのサンプル調製に使用する関連機器の設置が終わり、現在、利用貸出のためサポート準備を行っています。10月中旬に利用説明会セミナーを開催し、利用貸出を開始いたします。なるべく早く利用を開始するために、ライブラリーの調製等を利用者で行う場合は、担当職員が機器操作方法を説明しますので、そのままご利用頂けます。初めて解析をされる方は、試薬(アプリケーション)の選択、ライブラリーの調製、ラン、データ解析について、担当職員と打ち合わせしながら、分析時にサポートをさせていただきます。その他、有償ですがイルミナでトレーニングを受けることも可能です。利用者のご要望になるべく応えられるようにサポートを考えていきますので、是非ご活用ください。
                                               (小代田)
【2】部門職員から
分子医学部門で技術職員として勤務して3年目になりました、関場望と申します。一般組織室において病理組織標本作製を業務とし、ブロック作製〜薄切〜染色を行っております。利用者が理想とする標本に少しでも近づけるために、日々利用者とのコミュニケーションを大切にして意向を汲み取る努力をしています。私自身まだ経験していない染色法も多くありますので、新しいことに挑戦していき技術の幅を広げたいと考えております。もし「こんな染色はできるのかな?」「これを調べたいんだけど・・・」とお悩みのことがありましたら、ぜひ一緒に考えさせて頂きたいと思います。よろしくお願い致します。                     
                                            (執筆担当:関場)
【3】お知らせ

10/9 7:35〜12:05 停電のお知らせ

 10/9(日) 7:35〜12:05の間、電気設備の点検のため、分子医学部門棟は全ての部屋で停電します。
 この間、電源を必要とする全ての機器の利用を停止致しますのでご注意下さい。
※分子医学部門のフリーザー室にサンプルを保存されている方
 停電中、フリーザー室は非常電源が作動しますが、切り替え時の電圧の変化により、古いフリーザーでは 
 不調が生じる可能性があることが、過去の経験より分かっております。
 そのため、停電中はフリーザーの開閉を控えて頂くようお願い致します。
 また、停電の前後では部門職員がフリーザーの動作状況の確認を行い、トラブルに対応する予定です。
 万一の場合は、こちらの一存で予備のフリーザーにサンプルを移動する事もあるかと思いますが、
 ご理解よろしくお願いします。

次世代シーケンサー「MiSeq」導入説明会 開催のお知らせ

 分子医学部門に次世代シーケンサー「MiSeq」と、そのサンプル調製に使用する関連機器が設置されました。
 それに伴い、10月中旬に、MiSeqの概要や使用可能なアプリケーションについて紹介するセミナーと
 分子医学部門の、今後の次世代シーケンサー関連サービスの運用体制についての説明会を開催します。
 正式な日程と内容の告知はもうすぐ行う予定ですので、少々お待ち下さい。

 また、装置の運用は説明会の後から正式に開始していく予定です。
 お問い合わせのある方は、担当の 幸丸、東谷(内線:6191)までお願いします。

次世代シーケンサー「MiSeq」、及び 関連機器導入のお知らせ

 分子医学部門に次世代シーケンサー「MiSeq」と、そのサンプル調製に使用する関連機器が設置されました。
 一部の機器は、次世代シーケンス以外の目的にも使用する事ができます。
 まだ正式な運用は始まっていませんが、ご利用を予定している方は担当の 幸丸、東谷(内線:6191)まで
 お問い合わせをお願いします。
新たに導入された機器
MiSeqⅡ次世代シーケンサー
NeoPrepMiSeqライブラリー自動調整装置
Covaris M220超音波DNA断片化装置
LabChip GX Touch 24自動電気泳動解析装置
Qubit® 3.0 Fluorometer高感度蛍光光度計

【4】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い
 分子医学部門ではホームページのリニューアルを機に「分子医学部門だより」を発行し、分子医学部門メーリングリストを開設して利用者の皆様に配信を始めました。 「分子医学部門だより」では、部門専任教員、職員から分子医学部門の利用についてのお知らせ、各種セミナーや講習会開催のお知らせ、新しい分析機器、分析技術の紹介など、部門ホームページと連携した様々な情報を提供いたします。

メーリングリストへのご登録は部門のホームページ左側、【メール配信 登録ボタン】をクリックし必要事項を記入したメールを送信していただくことで登録できます。
貴部局におかれましては分子医学部門をご利用の教職員、大学院生の方々へメーリングリストへの登録のご案内をよろしくお願いいたします。