正常分娩

分娩経過
    固定 陥入 排臨 発露  
児頭最大径(児頭) 入口部 濶部 狭部 出口部
先進部 Sp -2〜−1 Sp ±0〜+3 Sp +4 Sp +5
(中在)
(低在)
   
回旋
第1回旋
第2回旋
 
 
    第3回旋
       
内診 恥骨結合上縁までは触れない 恥骨結合下縁しか触れない 恥骨結合触れない
坐骨棘触れる 坐骨棘触れない
準備期 活動期 分娩第2期
          分娩第1期          
   
開大 3cm 全開大(10cm)
   
        児頭下降曲線                   -1
10                                
9                                 0
8                                
7                                 +1
6                                
5                                 +2
(cm) 4                                 (cm)
3                                 +3
2                                
1         頚管開大度曲線                 +4
0                                
骨重積
前在骨の下に後在骨、その下に後頭骨(または前頭骨)が入り込む。
残留
先進部の前在側にできる。「恥骨に頭ぶつける」と思えばいいかな・・・
分娩第3期
後陣痛
子宮復古を助け、晩期出血を予防する。
経産婦に多い
産褥1日目に強い
オキシトシンによる
胎盤剥離徴候
1、 Schröder徴候 子宮底の上昇、右傾
2、 Ahlfeld徴候 臍帯にかませた鉗子が下降する
3、 Küstner徴候 恥骨上を圧迫すると臍帯が圧出してくる
4、 Strassmann徴候 子宮低をたたいても振動が臍帯に伝わらない
5、 Miklicz-Radecki徴候 便意を催す
Küstner徴候を確認して臍帯を牽引娩出する手技をBrandt-Andrew法と言う。
鉗子分娩・吸引分娩の適応
1、 子宮口全開大
2、 既破水  
3、 SP≧3    

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