痘瘡・天然痘(variola virus infection)
  1. ウイルスの構造と性状

    • 2本鎖DNAウイルス

    • エンベロープ有

    • 複雑な構造を持つビリオン

    • 動物ウイルス中、最大のウイルス(300〜450x170x260nm)

  2. 備考

    • 痘瘡(天然痘)は1977年のソマリアにおける発生が最後

    • 1980年にWHOは痘瘡の根絶を宣言

    • 痘瘡は地球上から消滅?

      • 米国CDC(疾病管理予防センター)

      • ロシアのウイルス学・生物工学研究センター

      WHOは2002年までに破棄するよう求めたが、現在まで実行されていない。

      理由として、バイオテロリストが痘瘡を用いたときの対策を検討するため。


      バイオテロリズムに最適な微生物

      1. ヒトにのみ感染する

      2. 防護手段が確立している

      3. ヒトからヒトへの伝播が起こる

      4. 派手な病変があること