Integrative Physiology
「感覚」のセンサーであるイオンチャネルを中心に、生命現象における論理を理解するための研究を通じて、難治性疾患克服に向けた新たな治療法や治療薬開発を目指しています。
生命科学研究は、生命の本質と疾病を含むそれぞれの生命現象の理解が進むのに伴い、現時点では先端的な医療や創薬への橋渡しとなる応用研究が強く求められています。これまで、工学部や医学部など全く違った文化と異なる視点で生理学を研究する中で築いてきた学際研究を推進し、技術革新を目指します。そして、これからも国内外の多様な背景を持つ分野の人を受け入れ、学際的な連携により生まれる融合的なアプローチの開発を推し進めます。これらの試みは、治療法開発の可能性を広げ、医療応用へと繋がると考えております。
私たちのこれまでの研究において、多くの生理応答に関与するイオンチャネルが創薬の有望な標的であることを見出しています。この標的に対して、今後の研究においては、創薬による疾患の治療と合わせて天然物質による予防医療を介した地域医療の発展の可能性にも目を向け、研究の可能性を広げていきたいと考えています。
News
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2025.11.11雑誌掲載岡田 客員教授の総説が雑誌に掲載されました。 Dual Functions of SLCO2A1 as Maxi-Cl Channel and PG Transporter, Yasunobu Okada, Ravshan Z Sabirov, Petr G Merzlyak, Takeo Nakanishi, Paracelsus Proceedings of Experimental Medicine, 1:1-15,2025 PPExMed:(link)
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2025.11.10講演沼田教授が、第26回日本東洋医学会東北支部秋田県部会学術総会に参加し教育講演を行いました。 秋田県総合保健センター 2025年11月9日(日)
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2025.11.10受賞基礎配属に来て研究を続けていた医学科の学生、および博士課程の学生が、第57回東北生理談話会で発表し表彰されました。 東北医科薬科大学 2025年11月8日(土) 【優秀発表賞】 青山 碧透「ヒスタミンによるU937 細胞の形態変化と細胞運動に対する小青竜湯の効果」 【奨励賞】 阿部 史葉 「病的心肥大・心不全への漢方薬『六君子湯』の影響と作用機序」 髙山 遼 「IBS-D に対する5-HT関連シグナルの関与と半夏瀉心湯の効果」 佐々木 玲央 「温清飲の乾燥肌改善に関わる細胞メカニズムの解析」 𠮷﨑 翠 「生薬『人参』のエンドセリン-1 誘導心筋障害に対する保護機序」 More News







