分子医学部門だより No. 77(2022年8月号)

(2022.8.31 掲載)
 平素より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 毎号「分子医学部門だより」全文をメールとホームページの両方に掲載しています。利用者の皆様に当部門をより一層
 活用していただく一助となれば幸いです。

目次
【1】部門専任教員から
【2】お知らせ
  ●リアルタイムPCR装置 LC480に384 well plate用ブロック導入予定のお知らせ
  ●ピペットクリニック開催予定のお知らせ
  ●共焦点レーザー顕微鏡LSM780の一部の機能の不具合のお知らせ (更新)
【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い

【1】部門専任教員から
日頃より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。

科研費の申請時期で研究計画を検討されている方も多いことと思います。当部門には共用機器として、超解像共焦点レーザー顕微鏡、シングルセル対応セルソーター、プロテオームやメタボローム解析に対応する質量分析装置、次世代塩基配列解析支援装置などが導入されました。今後の研究計画で機器の利用をご検討の際にご質問ご相談などございましたらお気軽にご連絡ください。また、機器の利用講習も少人数ごと行なっておりますのでご希望の方はご連絡くださいますようお願いいたします。
                                                                                       (小代田)
【2】お知らせ

リアルタイムPCR装置 LC480に384 well plate用ブロック導入予定のお知らせ

共通機器のリアルタイムPCR装置 LC480 (Roche社)に、384 well plateを使った測定を可能にするため専用のブロックを導入します。
導入時期は10月初旬を予定しています。384 well plateを使うと1 wellあたり5μLまで反応ボリュームを下げることができ、現行の96 well plateを使った1 wellあたり20μLの反応に比べて試薬を節約できる点や、リファレンス遺伝子を複数検討する場合など多検体を測定する際も1枚のplateで測定が可能になる点などメリットがあります。LC480は専用のplateを使用しますが384 well plateの値段は96 well plateと変わらないので検体が96以下の場合でも384 well plateで測定すると測定にかかるコストを下げることが可能です。

384 well plate用のブロックは現行装置の96 well plate用のブロックとワンタッチで付け替え可能です。384 well plateを使用する方は測定前に96 well plate用のブロックと付け替えるだけで使用できます。利用希望の際に随時付け替え方法を講習しますので、384 well plateの利用もご検討ください。   

  導入時期:10月初旬予定
    場所:分子医学部門4階405分光分析室

その他、リアルタイムPCRでご不明な点などございましたら担当までお気軽にご連絡ください。
                               (担当:小代田、夏井、齋藤 内線:6191)

ピペットクリニック開催予定のお知らせ

メーカーによるマイクロピペットの無料点検を開催する予定です。点検方法はリークの有無と外観損傷の確認により行います。ほとんどのメーカーのマイクロピペット(シングル・マルチ)が対象ですが、一部のメーカーについて修理の対応ができない場合もございます。
当日ピペットを開催場所にお持ちいただいて、同日中に点検して返却いたします。
詳細は後日、メーリングリスト、ホームページ上でお知らせいたします。
お手持ちのマイクロピペットの点検機会にご活用ください。

   時期:9月下旬 日程が決まり次第お知らせいたします。
   場所:分子医学部門2階201セミナー室 
                                   (担当:齋藤、夏井 内線:6191)

共焦点レーザー顕微鏡LSM780の一部の機能の不具合のお知らせ (更新)

4階レーザー顕微鏡室の共焦点レーザー顕微鏡LSM780について、タイムラプス撮影などの際に、フォーカ
スが僅かずつずれて画像が横にずれて見えるなどの現象が現在起きています。
修理を手配していますが、交換部品の準備のため修理まで時間がかかる可能性があるのでお知らせします。
修理日程については9月中を予定しています。決まり次第利用者へお知らせいたします。

現在の状態で、1枚ごとの撮影など撮影時間が短い場合にはほぼ支障はないと考えられますが、利用者に
は念のため撮影後のデータの確認をお願いします。
タイムラプス撮影など長時間の観察の場合は、撮影毎にフォーカスを合わせる自動補正機能を使うことに
より、フォーカスのずれを修正することが可能です。修理までの間、自動補正機能を使って撮影するか、
もしくはLSM980を利用するなどの検討をお願いいたします。
詳細について、またご不明の点などございましたら担当までご相談ください。
                                  (担当:小代田、夏井 内線:6191)

【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い
分子医学部門ではホームページのリニューアルを機に「分子医学部門だより」を発行し、分子医学部門メーリングリストを開設して利用者の皆様に配信を始めました。「分子医学部門だより」では、部門専任教員、職員から分子医学部門の利用についてのお知らせ、各種セミナーや講習会開催のお知らせ、新しい分析機器、分析技術の紹介など、部門ホームページと連携した様々な情報を提供いたします。

メーリングリストへのご登録は部門のホームページ左側、【メール配信 登録ボタン】をクリックし必要事項を記入したメールを送信していただくことで登録できます。
貴部局におかれましては分子医学部門をご利用の教職員、大学院生の方々へメーリングリストへの登録のご案内をよろしくお願いいたします。