分子医学部門だより No. 48(2020年3月号)

(2020.3.31 掲載)
 平素より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 毎号「分子医学部門だより」全文をメールとホームページの両方に掲載しています。利用者の皆様に当部門をより一層
 活用していただく一助となれば幸いです。

目次
【1】部門専任教員から
【2】お知らせ
  ●オールインワン蛍光顕微鏡撮影オプション機能拡張のお知らせ その2
  ●オールインワン蛍光顕微鏡撮影オプション機能拡張のお知らせ その1(再掲)
  ●最新ウェスタンブロッティング撮影システム ChemiDoc Touch MP 新規利用開始のお知らせ(再掲)
【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い

【1】部門専任教員から
日頃より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。

分子医学部門棟の北側の改修工事のため、通行者、部門利用者、近隣の方にはご不便をおかけしています。騒音や振動のでる工事作業がしばらく続きます。作業の期間や場所について各階の廊下入り口、間仕切り付近に掲示していますのでご覧ください。引き続きご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。

さて、今月は共通機器のオールインワン蛍光顕微鏡のオプション機能の拡張を行いました。下記お知らせ欄にその2、その1として記載しておりますのでご覧ください。新しい機器をご使用の際は、簡単な取扱説明をしますので担当にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
                                                 (小代田)

【2】お知らせ

オールインワン蛍光顕微鏡撮影オプション機能拡張のお知らせ その2

4階シーケンサー室に設置しているオールインワン蛍光顕微鏡BZ-X800 (KEYENCE)に、新しくマクロセルカウント(解析ソフト)と、位相差レンズ4x、20x、そしてTRITCフィルターキューブを追加しました。

 ・マクロセルカウント解析ソフトは、既設のハイブリッドセルカウント解析ソフトと組み合わせて使用することで、
  一枚の画像で設定した形や色などの抽出カウントの解析条件を、複数の画像に一括適用して自動で解析させること
  ができます。解析時間を短縮するだけでなく、条件のバラツキによる誤差をなくすことができます。

 ・4x、20xの位相差レンズは、プラスチックシャーレやプレート上の培養細胞の観察用に追加しました。CO2インキ
  ュベーターは搭載しておりませんので、観察時の細胞の状態に注意してご使用ください。

 ・TRITCフィルターキューブは励起フィルター波長545/25nm (波長域の光のみ透過)、吸収(蛍光)フィルター波
  長605/70nm(波長域の光のみ透過)、ダイクロイックミラー波長565nm (565nm以上の光を透過)の仕様を持
  つ部品です。Alexa546 (励起556/蛍光573)などの蛍光色素が使用できます。(これまでのTexas Redフィルター
  キューブではAlexa546は暗かったと思います。Texas Redフィルターキューブ:励起フィルター波長560/40
  nm、吸収(蛍光)フィルター波長630/75nm、ダイクロイックミラー波長585nm )。現在の設定では、DAPI、
  FITC、Texas Redの3種のフィルターキューブ が設定されています。使用する方はキューブの交換方法を講習
  しますので、担当までご連絡ください。

オールインワン蛍光顕微鏡撮影オプション機能拡張のお知らせ その1(一部内容再掲)

昨年より共通利用を開始したオールインワン蛍光顕微鏡BZ-X800 (KEYENCE)に、オプション機能の一部を可能にするマルチスタックモジュールを追加しました。これにより、これまで試用でしか使えなかった高精細な画像連結やZスタックなど多点多次元撮影機能が常時使用できるようになりした。詳細は、部門ホームページの主な仕様およびメーカーホームページカタログのリンクをご覧ください。また、解析ソフトの全機能をフリーで各自のPCにインストールすることができます(試用6ヶ月)。撮影した画像の解析にご利用ください。

可能になった撮影手法の主なもの
 ・高解像度広範囲イメージジョイント(撮影範囲自動設定)
 ・Zスタック全焦点撮影
 ・オートフォーカス・高さ連動イメージジョイント
 ・広視野ナビーゲーション画像撮影
 ・多点多条件撮影(最大999点)
 ・複数ウェルの一括イメージジョイントやスライドの連続スキャン

部門ホームページは → こちら

最新ウェスタンブロッティング撮影システム ChemiDoc Touch MP 新規利用開始のお知らせ(再掲)

この度、共通機器としてBio-Rad社の最新ウェスタンブロッティング撮影システム ChemiDoc Touch MP が分子医学部門に導入されました。この装置はハイスペックCCDカメラと高感度蛍光検出用光源RGB, Far-Red, Near-IRの5色を搭載し、高感度な蛍光および化学発光検出に対応したウェスタンブロッティング撮影システムです。高い操作性により直感的な撮影・解析が可能です。解析はライセンスフリーの専用ソフトウェアを各自のPCにインストールして行うことができます。

メーカー機器のページは→ こちら

使用される際は、簡単な取扱説明をしますので担当にご連絡ください。
                                  (担当:小代田、夏井 内線:6191)

【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い
分子医学部門ではホームページのリニューアルを機に「分子医学部門だより」を発行し、分子医学部門メーリングリストを開設して利用者の皆様に配信を始めました。「分子医学部門だより」では、部門専任教員、職員から分子医学部門の利用についてのお知らせ、各種セミナーや講習会開催のお知らせ、新しい分析機器、分析技術の紹介など、部門ホームページと連携した様々な情報を提供いたします。

メーリングリストへのご登録は部門のホームページ左側、【メール配信 登録ボタン】をクリックし必要事項を記入したメールを送信していただくことで登録できます。
貴部局におかれましては分子医学部門をご利用の教職員、大学院生の方々へメーリングリストへの登録のご案内をよろしくお願いいたします。