ニュース 2022 5/17火曜日

 

衛生学・公衆衛生学講座 野村恭子 教授が著者となる学術論文が国際誌『Nutrients』に掲載されました。

論文タイトル:
Relationship between Child Care Exhaustion and Breastfeeding Type at Two and Six Months in a Cohort of 1210 Japanese Mothers

著者名:
Tomoya Suzuki , Keisuke Nojiri, Satoshi Higurashi, Yuta Tsujimori , Yasuhiro Toba, Kyoko Nomura

掲載誌:
Nutrients

研究等概要:
本研究は雪印ビーンスターク株式会社(Bean Stalk Snow Co.,Ltd. 東京都新宿区四谷本塩町5番1号)と秋田大学(研究代表者 医学部衛生学・公衆衛生学講座 野村恭子)との共同研究であり、全国47都道府県居住の1210名の母子を対象に行った現在進行している追跡調査の一部です。
母乳育児に関する妊娠中の考えは、母乳で育てたいと思った者の割合は9割を超えているにもかかわらず、我が国では1か月の母乳育児率は51%となっています。また世界保健機構WHOは完全母乳による育児を生後最低6か月は推奨しています。本研究では分娩後1~2か月の完全母乳の樹立時に2か月時点での母親の育児疲れがあると、人工乳あるいは混合栄養法を取っている傾向が統計学的に認められました。つまり、育児疲れが少ないと、母乳栄養法で育児をしている傾向にあるということです。このことは、この時期の母親の育児ストレスを緩和することで母乳栄養を継続できる可能性を示唆しています。また本論文は医学部在学中の男子5年生(鈴木智也さん)が執筆したもので、子育てをしている若い世代に向けて、男性の「女性パートナーの育児ストレス」意識づけの社会的効果も期待できると思われます。