ニュース 2022 3/25金曜日

 

精神科 伊藤結生 医員の学術論文が国際誌『Nature and Science of Sleep』に掲載されました。

論文タイトル:
Associations between the 2011 Great East Japan Earthquake and Tsunami and the sleep and mental health of Japanese people: A 3-wave repeated survey

著者名:
伊藤結生、竹島正浩、兼坂佳孝、内村直尚、井上雄一、本多真、山寺亘、渡辺範雄、北村真吾、岡島義、綾部直子、野村恭子、三島和夫

掲載誌:
Nature and Science of Sleep

概要:
大規模な自然災害は被災地周辺住民の心身に甚大な影響を及ぼすが、その中長期的な臨床結果はほとんど報告がなかった。本研究では東日本大震災後の不眠症の有病率およびその背景要因の変化を明らかにするために、調査を実施した。震災前、震災4ヶ月後、震災18ヶ月後にそれぞれ全国各地の約1250人前後を対象に横断調査を実施した。震災直後は全国的に不眠症の有病率が増加したが、2012年は震災直後と比較して減少した。また女性、若年者、震災前に就業していたことが不眠症のリスク増加と関連していた。本研究では自然災害後の不眠症について中長期的な変化を明らかにし、今後の自然災害後の不眠症の長期化とそれによる日中機能の低下を防ぐためにより積極的な治療介入を早期に導入する必要があることに触れている。

参考URL
https://www.dovepress.com/associations-between-the-2011-great-east-japan-earthquake-and-tsunami--peer-reviewed-fulltext-article-NSS