トリアージ
(目的) ・・・ 集団災害時、処置、搬送、治療の優先順位を決め、最大多数に最大の効果を提供する。
赤色コード (緊急処置群)
「生命の危機が迫っており、比較的短時間の処置、手術で救命できるもの。」
例) 緊張性気胸
気道熱傷を伴う熱傷
血管損傷
再灌流障害(高K血症、不整脈)
粉塵吸入に伴う呼吸困難
黄色コード (非緊急治療群)
「処置、手術が必要ではあるが、時間の猶予が許される傷病者。」
例) 長幹骨の単独骨折
下位脊損
気道熱傷を伴なわない10−20%熱傷
上部消化管の穿孔性腹膜炎
緑色コード (軽処置群)
自ら歩行可能な傷病者はほとんどこのカテゴリーに分類される。
黒色コード (不処置、非搬送群)
「明らかに死亡している場合。あるいは救命できないほどの最重症。」
ベテラン看護婦もトリアージの担当者になりうる。
トリアージカテゴリーが変わる場合にも最初のタッグは捨ててしまわない。