びまん性汎細気管支炎,DPB: diffuse panbronchiolitis
概念
”細気管支領域にびまん性、全層性の炎症をきたす慢性閉塞性肺疾患。”
日本人に多い
HLA-B54
と相関
40〜50代にピーク(性差はない)
80%以上に
慢性副鼻腔炎
の既往がある。
COPDで最も
肺性心
をきたしやすい。
臨床症状
持続性の湿性咳
労作時呼吸困難
(吸気時の)
湿性ラ音
と(呼気時の)
乾性ラ音
>>肺胞性病変と気管支狭窄の両方がある所見
病変の進展とともに
混合性換気障害
となる
<<抹消気道閉塞による肺活量の減少
画像所見
胸部X線
両側下肺野
のびまん性粒状陰影
過膨張所見 (肋間開大、横隔膜低位)
胸部CT
小葉中心性の結節性陰影
血液学所見
寒冷凝集素の高値