不安定狭心症

診断
最近3週間以内に次の変化があるもの。
  1. 新しく発症した狭心症
  2. 次第に発作の頻度、程度が増悪してくる
  3. 安静時にも胸痛を自覚するようになる
* 運動負荷試験は行わない。

治療
治療の目的はAMIへの進展防止!狭心発作を完全に予防する。 è即入院
  1. 心外条件の除去
  2. 薬物療法
    • 基本: アスピリン or ヘパリン
    • 併用: Ca-blocker, β-blocker, 硝酸薬, ニコランジル
  3. 改善がみられない場合
    • PTCA
    • CABG
重症度分類
Braunwald 分類
  1. 未治療
  2. 既治療
  3. 最大限の治療を受けている
 A
(心外条件がある)
B
(心外条件がない)
C
(AMI後2週間以内の発症)
I(安静狭心症なし)IAIBIC
U(48時間以内に安静狭心症なし)UAUBUC
V(48時間以内に安静狭心症あり)VAVBVC

『病気が見える vol.2』MEDIC MEDIA