混合性結合組織病診断の手引き(1996年)

  1. 概念
    全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎などに見られる症状や所見が混在し、血清中に抗U1RNP抗体が見られる疾患である
  2. 共通所見
    1. レイノー現象
    2. 指ないし手背の腫脹
  3. 免疫学的所見
    抗U1RNP抗体陽性
  4. 混合所見
    (1)全身性エリテマトーデス
    1. 多発性関節炎
    2. リンパ節腫脹
    3. 顔面紅斑
    4. 心膜炎または胸膜炎
    5. 白血球減少(4000/μl)以下または血小板減少(10万/μl以下)
    (2)強皮症様所見
    1. 手指に限局した皮膚硬化
    2. 肺線維症、拘束性換気障害(%VC=80%以下)
      又は肺拡散能低下(%DLCO=70%以下)
    3. 食道蠕動低下又は拡張
    (3)多発性筋炎所見
    1. 筋力低下
    2. 筋原性酵素(CK等)上昇
    3. 筋電図における筋原性異常所見

(1)2の1所見以上が陽性、(2)3の所見が陽性(4)の(1)―(3)項のうち2項目以上につきそれぞれ1所見以上が陽性以上の3項を満たす場合混合性結合織病と診断する