私論

身長四方山話

教授 島田洋一

身長で人生は変わるか?という面白い記事が週刊現代2月18日号に出ていたので紹介する。

まずは歴史上の偉人についてである。戦国時代の勝者である織田信長170cm、豊臣秀吉140cm、徳川家康159cmとある。秀吉が草履を懐で暖めて見上げた信長はさぞ大きく見えたことであろう。はげねずみという渾名はここからもうかがえる。鞍馬天狗こと、源 義経は147cmで、似顔絵も決して美男子ではない。一方、平 清盛は178.7 cmの立派な体格であった。これは、大男とされる西郷隆盛の180cmと遜色ない。

次に政治家についてである。就任後、大統領令を乱発し、物議を醸しているトランプは191cmで、態度が大きいのは当然と言える。我が国の総理大臣をみると、田中角栄は160cmで、宮沢喜一と同じである。しかし、日本列島改造論を説き、昭和の宰相と賞賛されているため、大きい人と思われている。外国首脳と並んでもひけを取らない中曽根康弘、安部晋三は175cmである。一方アメリカ大統領では、ワシントン183cm、ジェファーソン189cmで、リンカーンは何と193 cmの大男であった。日本に宣戦布告したルーズベルトも188cmで、立派な体格であった。

財界人では、ソフトバンク・孫 正義、ユニクロ・柳井 正、ホンダ・本田宗一郎は160cm、日産・カルロス・ゴーン171cmだが、アップル創業者であるスティーブ・ジョブズは188cmと大きかった。

芸能界をみると人気のジャニーズは、実際の身長は低いようである。

身長が高い人のメリットは、リーダーシップを取りやすい、自尊心が強くなる、女性ウケが良いとされ、デメリットとして不遜な印象を与える、謝っているように見えない、腰痛になりやすいとある。

一方、身長が低い人のメリットは反骨心が育つ、腰が低く見られる、愛嬌があるように見えるとされ、デメリットは交渉でナメられる、コンプレックスを抱きがち、異性に苦手意識とある。言われてみれば、意外と当たっているかもしれない。

秋田大学整形外科の至宝、バスケットチーム・秋田ノーザンバイソンズのメンバーをみると、藤井 昌TD、東海林 諒選手は前者、赤川 学CAPは後者、他は中庸である。当てはまっているかどうかは皆さんが判定して欲しい。

私は、最近椎間板変性により身長が縮んだ気がするが、後者である。しかし、空手道の試合では、相手の懐に素早く飛び込むことを得意としていたため、デメリットは感じていなかった。

身長は、人それぞれ生まれながらの素因による所が大きいが、人生の成功者でも両者が相応に存在することから、メリットをいかに生かすかが重要なのであろう。