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整形外科を考えている研修医,学生に伝えたい秋田の整形外科の魅力

駅伝から始まった整形外科医への道

中通総合病院 整形外科科長 佐々木研

中通総合病院 
整形外科科長  佐々木研
専門分野:股関節

平成21年に福島県立医科大学を卒業し、8年目となりました。学生時代に夏は陸上部、トライアスロン、冬はクロスカントリースキーと年がら年中体を動かしていた私は、周りからお前は絶対整形だよな、と言われていました。

しかし周囲の見立てに反し、自分の中では絶対整形はないよな、と思いその都度友人の意見は否定していました。外科手術には興味がありましたが、骨を切ったり、金属を入れたり、手術室からはトントンカンカン金属音が聞こえてくるし、あまりにも自分が想像していた医師像と異なっていたためです。

唯一5年生のときに整形外科を実習で回って感じたことは、この人たちと一緒に仕事をしたいと思えるような、明朗快活で体育会系の雰囲気でした。学問的には全く興味はありませんでしたが。

研修医として秋田に戻ってきたときに、何度か病院の整形の先生に誘われて飲みに連れて行ってもらいました。外科に興味がありますと言う私をべろべろに酔っぱらわせて私は整形に入りますと言わしめたり、誓約書に拇印を押されたり、最初は冗談半分でしたが、整形の先生には福島にいた時と同じいい印象を持ちました。

2年目、そろそろ将来どうすべきか迷っていたとき、秋田市で研修医のためのセミナーがあるから、顔だけでいいから行ってくれと頼まれ、顔だけならと参加しました。すると、島田教授が「よく来てくれた」と握手を求めてきて驚いたのを覚えています。教授が学生や研修医のことをとても大事に思っているのだと感じました。2次会では山田先生と向かいの席になり、トライアスロンの話で盛り上がりました。その年の9月、田沢湖マラソン20キロのスタート前に山田先生と再会、11月の秋田大学全学駅伝大会にはまだ入局もしていない自分をエース区間の4区に抜擢して頂きました。

駅伝から徐々に秋田大学の整形外科の世界に足を踏み入れていくうちに、研修医としても救急外来などで整形外科の必要性を感じ、これからの秋田に必要なのは整形外科だと思うようになってきました。

大学にどんな先生がいるのかもわからない医局に入局する不安はありましたし、同期も先輩方も後輩もほぼ秋田大学という中で、当初はアウェー感を感じていたこともありました。しかし、駅伝部の先生方と仲良くなることから始まり、練習会にでていつも一番でゴールすることで自分の顔と名前を覚えてもらうことができ、すぐにその心配は払拭されました。

駅伝のつながりと勢いで入局しましたが、いまはその選択を一度も後悔することなく、この道を突き進むだけだと思っています。実業団でもないのに、仕事として駅伝をやらせてもらえるこの環境に幸せを感じ、日々練習に励んでいます。

もし研修医のときに整形の先生に出会わなければ、もしあのとき駅伝に誘われなければ、自分は整形に入っていなかったかもしれません…。