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インクレチン研究

膵外作用

インスリンの膵外作用

GIPやGLP-1の受容体は膵β細胞以外に生体内のいろいろな組織・細胞に発現しています。私たちは、GIP受容体が脂肪細胞や骨芽細胞にも発現し、脂肪細胞では、糖や脂肪の取り込みに関与し、過剰栄養状態では肥満を来たす最初のステップであることを示しました(Nature Med 2002)。この成果は、日本の全国紙だけでなく、ロイター通信など海外でも報道されました。また、骨芽細胞ではカルシウム蓄積に関与し、このシグナルがないと骨粗鬆症を来たすことを示しました(Mol Endocrinol 2006)。また、GLP-1受容体は腎臓においても、糸球体係蹄壁や血管内皮などに発現し、この受容体を活性化すると、糸球体の酸化ストレスが軽減し、尿アルブミン排泄も低下することを示しました(Kidney Int 2014)。まだ、十分役割がわかっていない作用がたくさんあります。これらを今後明らかにしていきたいと思っています。

©Akita University School of Medicine/Department of Endocrinology and Diabetes and Geriatric Medicine
秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 病態制御医学系 内分泌・代謝・老年内科学講座