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臨床の紹介

概要

当科は糖尿病・代謝・内分泌疾患とこれらの疾患における老年病の診療を行っています。当科の診療の中心である糖尿病は、近年日本でも食生活の変化や高齢社会を背景に患者数が急増しております。放置すると眼・腎臓・神経などに細小血管合併症を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化症を進行させ、日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。これらの合併症の発症や進展を阻止し、健康な人と変わらない生活・寿命を確保することを治療の目的の一つと考え、合併症の発症進展防止のために糖尿病のみならず高血圧・脂質異常症の治療にも同時に力を入れています。動脈硬化の評価に有用である頸動脈エコーについては糖尿病の初診患者には全例行い、他科からの依頼にも積極的に応じています。

内分泌疾患に関しては甲状腺、副腎、下垂体など内分泌疾患全般の診療を行っており、特に甲状腺疾患については初診時全例に超音波検査を施行し、腫瘍性疾患では穿刺吸引細胞診を積極的に施行しています。その他高血圧症の原因として近年増加している原発性アルドステロン症では放射線科と協力し、副腎静脈サンプリングなどを駆使して積極的な局在診断を行っています。

専門外来においては糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医による診療を行っております。糖尿病療養指導士の資格を持った看護師・管理栄養士・薬剤師等と連携し、包括的なチーム医療できめ細かい生活指導を行い、個々の患者さんに最善な医療を提供できるよう努めています。1年間の新患数は約600~700人で、年々増加傾向にあります。

入院病床は12床で糖尿病患者が多く、血糖コントロール、教育入院、他科手術前後の管理、急性・慢性合併症や感染症が悪化した際の治療が主な目的です。1年間の入院患者数は約200人です。また、他科に入院中の患者さんの血糖管理も多数行っております(平均約40~60人)。毎週水曜日にはカンファランスを行い、最善の治療が実践できるよう各患者さんの診療方針について検討を行っています。

©Akita University School of Medicine/Department of Endocrinology and Diabetes and Geriatric Medicine
秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻 病態制御医学系 内分泌・代謝・老年内科学講座