現在位置:トップページ>平成30年度産婦人科専門医研修プログラムの内容

産婦人科専門医研修プログラムの内容

B.秋田大学産婦人科研修プログラム

専攻医は3年間で修了要件を満たし、ほとんどは専門医たる技能を修得したと認定されると見込まれる。修了要件を満たしても技能の修得が足りない場合や病気や出産・育児・留学などのため3年間で研修を修了できなかった場合は1年単位で研修期間を延長し、最終的に専門医を名乗るに足る産婦人科医として、修了年の翌年度(通常専攻医研修の4年目)に産婦人科専門医試験を受検する。専門医を取得して産婦人科研修プログラムの修了と認定する。この4年目は産婦人科専門医取得とその後のサブスペシャルティ研修開始の重要な時期である。

研修は基幹施設である秋田大学医学部附属病院ならびに秋田県内の連携施設にて行う。大学病院においては、婦人科悪性腫瘍、合併症妊娠や胎児異常、産科救急そして体外受精を中心とした高度生殖医療を中心に研修する。大学病院での研修の長所は、一般市中病院では経験しにくいこれらの疾患を多数経験ができることである。3年間の研修期間のうち少なくとも6ヶ月間は基幹施設で最重症度の患者への最新の標準治療を体験する。

一方、連携施設においては、一般婦人科疾患、正常妊娠・分娩・産褥や正常新生児の管理および不妊症の診断、検査などを中心に研修する。外来診療および入院診療は治療方針の立案、実際の治療、退院まで、指導医の助言を得ながら自ら主体的に行う研修となる。県内の連携施設での研修は基本的には1年毎のローテーションを基本とするが、諸状況により個々に最善のプログラムを作成する。

2016年における本プログラム内での総症例数は以下の通りで各施設の連携のもと、専攻医に充分な症例を経験させることが可能となっている。

2016.1月〜12月 分娩件数 帝王切開 婦人科手術 婦人科
内視鏡手術
郭清手術
体外受精
施行周期数
施設群合計 4058件 672件 1384件 259件 100件 338件


↑PageTop/ページ上部へ