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講座紹介

教室のあゆみ

カンファレンスの様子

カンファレンスの様子

当教室は、秋田大学医学部発足の2年後、1973年4月に渡部美種教授を初代教授として新設されました。創設期は1986年までの13年間にわたり、その間、渡部教授が中央手術部長および集中治療部長を併任されたことから、救急部が開設されるまでの期間、麻酔科医が救急患者の診療についても担当しました。

1980年の渡部教授の学部長就任後は、鈴樹正大先生が第2代教授に就任されました。

鈴樹教授時代になってからは、それまで臨床および研究において中心的役割を担っていた本学卒業生諸氏が、秋田県立脳血管研究センター、市立秋田総合病院、厚生連関連病院等の県内主要病院に常勤医として勤務し始め、県内の地域医療の充実に寄与しています。

1996年9月に西川俊昭教授が筑波大学から講座主任として着任しました。現在、大学病院麻酔科には西川教授を筆頭に病院教授1、准教授1、講師1、助教7、医員9の計20名とローテーター1名(歯科口腔外科より)が在籍し、日々の臨床、教育、研究に携わっています。

教室の現状

1. 臨床

手術室展望
手術室その1
手術室その2

手術室その1
手術室その2

秋田県下では未だ麻酔科医師が不足しており、麻酔科医師の需要が多く供給が追いつかない状況です。そのため、臨床医としての麻酔科医を育成することが最優先課題となっています。

入局後の研修は、麻酔管理に加えて、集中治療医学、蘇生学、疼痛管理学(ペインクリニック)を習得することが基本で、入局6年目で麻酔専門医の資格を得るまでは臨床中心の業務です。

麻酔科の1日は、毎朝8時(月曜日は7時45分)からのミーティングで始まります。約45〜60分間に、最新の麻酔学・集中治療医学・ペインクリニック関連の論文の紹介や各自臨床・基礎研究の経過報告の後、当日および麻酔相談のあった手術症例についての問題点・麻酔方法・術後管理等について検討、ならびに集中治療部での患者の状況報告を行います。

麻酔管理症例は年々増加の一途をたどり、体重800gの超未熟児から80才以上の解離性大動脈瘤患者まで、全身麻酔の対象になっています。そのため,麻酔科医に求められる知識や技術はますます高度で複雑なものになり、最新の海外雑誌を用いた抄読会や術前の症例検討は麻酔管理上必要不可欠なものとなっています。

ミーティング終了後全員手術室での麻酔業務に従事します。原則的には1症例を2名の麻酔科医で管理しますが、麻酔指導医が1人で麻酔管理をおこなうこともしばしばです。

ペインクリニック外来
ペインクリニック外来その1
ペインクリニック外来その2

麻酔導入後1名は外来担当医としてペインクリニックに従事します。ペインクリニック外来では主にブロック療法を中心とした疼痛治療を行っています。対象は、帯状疱疹の急性期痛、帯状疱疹後神経痛、突発性難聴、整形外科的疾患(椎間板ヘルニア、肩関節周囲炎など)に伴う痛み、三叉神経痛、顔面神経麻痺、上下肢の血流不全(バージャー病など)、癌性疼痛、術後痛など様々な疾患に及んでいます。

2. 教育

臨床実習は麻酔科として2週間担当しています。実習は臨床麻酔全般、ペインクリニックを中心に行っています。研修医の教育には重点をおき、術前検討から麻酔導入、覚醒に至るまで常に麻酔指導医の指導が受けられるよう配慮されています。特にこれはすべての全身麻酔症例の安全性を高めることにも寄与していると考えています。

また、症例の蓄積と綿密な臨床的観察を重視し、学会および論文発表を通して、臨床麻酔、集中治療、ペインクリニック等における専門医の育成を目標としています。その過程で基礎研究を希望する場合は大学院あるいは海外留学を、より専門的かつ特徴ある臨床研修を希望する場合は国内留学を推進するなど、あくまでもその個々人の適性に応じた配置を考えています。

3.主な研究内容

研究内容は様々ですが、主なものは、

  1. 麻酔薬および関連薬が呼吸循環に及ぼす影響に関する臨床・基礎研究
  2. アルファ2受容体作動薬の麻酔・鎮痛効果に関する臨床・基礎研究
  3. 脳脊髄虚血に対する薬物効果に関する基礎研究
  4. 急性術後痛に関する臨床研究
  5. 硬膜外麻酔の安全性に関する臨床研究
  6. 小児麻酔における前投薬に関する臨床研究
  7. 肺虚血再灌流障害に関する基礎研究
  8. 血管反応性に関する基礎研究
  9. 高次脳機能障害に関する基礎研究

などです。研究成果は学会発表、雑誌への掲載等の形で多くの業績をあげています。

4. 関連病院

現在常勤医を派遣している関連病院は11施設です。麻酔科医の人数が充足している施設はなく、人手は慢性的に不足しています。

  1. 秋田大学医学部附属病院
    秋田市本道1-1-1 電話 018-884-1111
  2. 中通総合病院
    秋田市南通みその町3-15 電話 018-833-1122
  3. 秋田厚生医療センター
    秋田市飯島字西袋273-1 電話 018-880-3000
  4. 市立秋田総合病院
    秋田市川元松丘町4-30 電話 018-823-4171
  5. 秋田県立脳血管研究センター
    秋田市千秋久保田町6-10 電話 018-833-0115
  6. 平鹿総合病院
    横手市前郷字八ツ口3-1 電話 0182-32-5121
  7. 由利組合総合病院
    由利本荘市川口字家後38 電話 0184-27-1200
  8. 大曲厚生医療センター
    大仙市大曲通町8-65 電話 0187-63-2111
  9. 能代厚生医療センター
    能代市落合字上前田池内 電話 0185-52-3111
  10. 雄勝中央病院
    湯沢市表町3-3-15 電話 0183-73-2171
  11. 平野いたみのクリニック
    秋田市川尻御休町5-40 電話 018-896-5664
  12. アネス・ケア
    秋田市土崎港北4-5-49 電話 090-7938-2458
  13. みやざわペインクリニック
    秋田市東通仲町4-1 秋田拠点センターアルヴェ4F 電話 018-825-5355
  14. 秋桜ペインクリニック
    大仙市大曲中通町1-8-7 電話 0187-88-8333

その他、出張病院多数(北秋田市民病院JCHO秋田病院、藤原記念病院、市立横手病院、町立羽後病院、秋田県立リハビリテーション・精神医療センターなど)。

5. 教室の行事

  • 毎朝8時(月曜日は7時45分)より海外論文抄読会(original article(月曜日はreview))
  • 毎朝8時30分より術前症例カンファレンス
  • 1月:大学麻酔科・関連病院麻酔科連絡会、及び新年会
  • 5月:新入局員歓迎会
  • 6月:バーベキューパーティー(教授または准教授宅にて)
  • 12月:麻酔科・中央手術部忘年会