分子医学部門だより No.111(2025年6月号)

(2025.6.30 掲載)
 平素より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 毎号「分子医学部門だより」全文をメールとホームページの両方に掲載しています。利用者の皆様に当部門をより一層
 活用していただく一助となれば幸いです。

目次
【1】部門専任教員から
【2】お知らせ
  ●超解像・共焦点レーザー顕微鏡 ハンドリング講習会・相談会 開催日程、参加者募集のお知らせ
  ●全自動ウェスタン装置Jessと専用カートリッジキット初回無料サービスのお知らせ(情報更新)
【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い

【1】部門専任教員から
日頃より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。

前号で希望アンケート等でお知らせしました、共用機器の超解像共焦点レーザー顕微鏡LSM980 with Airyscan2についてハンドリングセミナーを7月に開催します。顕微鏡メーカーの技術者にご自分の試料の観察撮影法を顕微鏡を操作しながら直接聞くことができる講習会です。LSM980の他にLSM780、画像解析ソフト(Imaris, ZEN)についても希望者に講習いたします。新しく顕微鏡観察をご予定の方、これまでの観察撮影にご不明な点などある方はこの講習会を是非ご利用ください。詳細は下記お知らせ欄をご覧ください。よろしくお願いいたします。
                                                 (小代田)

【2】お知らせ

超解像・共焦点レーザー顕微鏡 ハンドリング講習会・相談会 開催日程、参加者募集のお知らせ

4階レーザー顕微鏡室に設置の超解像共焦点レーザー顕微鏡LSM980 with Airyscan2、および、共焦点レーザー
顕微鏡LSM780について、メーカー講師による講習会・技術相談会を下記日程にて開催します。
レーザー顕微鏡撮影の基本操作から、ご自分の試料を使った撮影相談まで、経験豊富なメーカー講師が指導します。
講習は1回につき1時間程度、1〜2,3名ずつご自分の試料を持ち込んで顕微鏡を操作しながら相談可能です。

 日程:7月24日(木) 午後 14時から18時くらいまで
    7月25日(金) 午前、午後 18時くらいまで
 場所:分子医学部門棟4階 407レーザー顕微鏡室

講習会参加者を募集します。(事前調査で参加希望いただいた方を優先させていただきます。)
ご希望の方は下記のFormを使って分子医学部門までお知らせください。(締め切り7月14日(月)まで)

Form ここから(学内限定)

応募グループ数、撮影相談内容から日時を調整して参加者にお知らせします。
講習会開催に伴い、オンラインにて「新製品技術情報セミナー」の開催も予定しております。
詳細が決まりましたらお知らせいたします。

ご質問ご不明な点などございましたら、担当までご連絡ください。

                              (担当:千田、小野、小代田 内線:6191)

全自動ウェスタン装置Jessと専用カートリッジキット初回無料サービスのお知らせ(情報更新)

4階分光分析室に設置している共用機器 全自動ウェスタン装置 Jessと、専用キャピラリーとカートリッジ試薬
キット初回無料試用サービスをお知らせします。

本装置は煩雑なウェスタンブロット作業が全自動でできる装置です。
専用カートリッジに、サンプル、一次抗体、二次抗体、化学発光試薬、バッファー等の試薬を全て載せて装置に
かけるだけでキャピラリー電気泳動によるウェスタンブロットを行うことができます。バンド(ピーク)の検出
は化学発光または蛍光(2色700nm, 800nm)で行い、サンプル量は従来の1/5〜1/10、分子量レンジは2-40k
Da, 12-230kDa, 66-440kDa、定量可能なストリップ&リプローブ操作、総タンパク質ノーマライゼーションに
よるサンプル量の確認にも対応しています。
25レーン用と13レーン用の専用キャピラリーと、サンプルと試薬を載せるカートリッジ、専用の二次抗体を含む
試薬キットがあります。利用者が多ければ部門でキットを共用で購入して小分けして使用するサービスを行います。
利用者は一次抗体を別に用意する必要があります。

現在、当部門で試用のキャピラリー, カートリッジ, 専用試薬キットを用意しています。
試用できるキット
• Anti-Rabbit Detection Module(DM-001A):一次抗体のHostがRabbit用
• Anti-Mouse Detection Module(DM-002A):一次抗体のHostがMouse用
• Anti-Goat Detection Module(DM-006A):一次抗体のHostがGoat用
• 12-230 kDa Separation Module, 8 x 25 capillary cartridges(SM-W004A):25レーン
• Total Protein Detection Module(DM-TP01):総タンパク質測定用
• RePlex Module(RP-001):ストリッピング用試薬

Jessを初めて試したい方に初回1回分に限り無料でご使用いただけます。また、メーカー担当者による初回サポ
ート(試料調製、測定、解析)を受けることができます。試してみたい方はぜひご相談ください。

    機器:全自動ウェスタン装置 Jess(プロテインシンプル社)
    場所:分子医学部門棟4階 405 分光分析室

部門ホームページに本装置の概要、必要な試薬情報など記載しましたのでご覧ください。
部門ホームページ 全自動ウェスタン Jess

ご質問ご不明な点などございましたら、担当までご連絡ください。
                                 (担当:千田、小代田 内線:6191)

【3】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い
分子医学部門ではホームページのリニューアルを機に「分子医学部門だより」を発行し、分子医学部門メーリングリストを開設して利用者の皆様に配信を始めました。「分子医学部門だより」では、部門専任教員、職員から分子医学部門の利用についてのお知らせ、各種セミナーや講習会開催のお知らせ、新しい分析機器、分析技術の紹介など、部門ホームページと連携した様々な情報を提供いたします。

メーリングリストへのご登録は部門のホームページ左側、【メール配信 登録ボタン】をクリックし必要事項を記入したメールを送信していただくことで登録できます。
貴部局におかれましては分子医学部門をご利用の教職員、大学院生の方々へメーリングリストへの登録のご案内をよろしくお願いいたします。