分子医学部門だより No. 23(2018年2月号)

(H30.2.28 掲載)
 平素より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
 毎号「分子医学部門だより」全文をメールとホームページの両方に掲載しています。利用者の皆様に当部門をより
 一層活用していただく一助となれば幸いです。

目次
【1】部門専任教員から
【2】部門職員から(渡邊)
【3】お知らせ
  ●NEPA GENEスーパーエレクトロポレーター NEPA21 導入のお知らせ
  ●Auto MACS Pro修理のお知らせ
  ●機器修理・メンテナンスに伴う利用停止のお知らせ
【4】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い

【1】部門専任教員から
日頃より分子医学部門の活動へご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。

お知らせ欄にも記載していますが、共通機器として新しく遺伝子導入装置を導入しました。初代細胞・株化細胞問わず高効率高生存率なことや、生体組織、組織切片、胚培養にも適用できる装置です。1回の実験にかかる費用がとても低いのも特徴です。ぜひ利用をご検討ください。
また、来月はいくつかの共通機器の点検修理を予定しており一時的に利用できない時間がございます。利用予定の方は日程をご確認ください。ご不便をおかけしますが何卒ご協力をお願いいたします。
                                                 (小代田)

【2】部門職員から
培養室の管理を担当しております、渡邊です。

この度、新規導入した遺伝子導入装置スーパーエレクトロポレーター NEPA21 TypeII(NEPA GENE)についてご紹介します。
NEPA21は、遺伝子導入が困難と言われるプライマリー細胞(初代細胞)や免疫・血液系細胞へも高生存率で導入が行えます。 また、高価な専用試薬・バッファーは使用せず専用のキュベットのみでおこなうので、ランニングコストが低いです。また、付着細胞用脚付電極の使用で、マルチウェルディッシュ上で接着状態の細胞に直接遺伝子導入が可能です。3階培養室では遺伝子導入後の培養に使用いただけるクリーンベンチやCO2インキュベータを設置しています。遺伝子導入細胞の生存率をあげるため導入操作後すぐに培養することをお勧めしています。またGFP遺伝子などの導入確認に蛍光顕微鏡も使用可能です。
機器の使用については下記お知らせ欄に記載してありますので、ご興味ある方は是非ご一読ください。その他、機器の使用、培養室の利用希望の方は担当までお気軽にご相談ください。
                                              (担当:渡邊)

【3】お知らせ

NEPA GENEスーパーエレクトロポレーター NEPA21 導入のお知らせ

当部門に新しい遺伝子導入装置が導入されました。
この装置は電気穿孔法(electroporation)を用いた遺伝子導入装置です。細胞懸濁液に電気パルスをかけることで細胞膜に微小な穴を空け、DNAを細胞内部に送り込むことで、形質転換させることができます。高電圧・短時間のパルスで細胞膜に微細孔を開け、低電圧・長時間のパルスで遺伝子を複数回に渡り細胞内に送り込みます。パルスの条件を変えることで様々なサンプルで遺伝子導入が可能です。他の形質転換法に比べて簡単であることが大きな利点です。
利用方法、料金などの説明会は後日、チラシ、ホームページ等で詳細をお知らせいたします。 使用説明会前の利用も可能です。利用希望の方は担当までご連絡ください。

導入機器:NEPA GENEスーパーエレクトロポレーター NEPA21 TypeII
設置場所:3階培養室
メーカーホームページ
http://www.nepagene.jp/products_nepagene_0001.html
                                      (担当:渡邊 内線:6191)

Auto MACS Pro修理のお知らせ

現在、分子医学部門棟4F第一分光分析室の自動磁気細胞分離装置Auto MACS Proが故障のため修理中につきご使用になれません。修理は3月中旬までに完了予定です。
ご不便をおかけし大変申し訳ありません。何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

                                      (担当:渡邊 内線:6191)

機器修理・メンテナンスに伴う利用停止のお知らせ

来月、「共焦点レーザー顕微鏡」「DNAシーケンサー」は修理メンテナンスを実施するため、作業当日は一時利用を停止いたします。 利用できない時間は以下になります。また作業の進捗によっては終了時間が前後する可能性もありますので、ご注意ください。
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

機器名利用停止時間
LSM780,5103/7(水) 10:00〜17:00
DNAシーケンサー3/8(木)
                                      (担当:幸丸 内線:6191)

【4】分子医学部門だよりの発行とメーリングリスト開設、登録のお願い
分子医学部門ではホームページのリニューアルを機に「分子医学部門だより」を発行し、分子医学部門メーリングリストを開設して利用者の皆様に配信を始めました。「分子医学部門だより」では、部門専任教員、職員から分子医学部門の利用についてのお知らせ、各種セミナーや講習会開催のお知らせ、新しい分析機器、分析技術の紹介など、部門ホームページと連携した様々な情報を提供いたします。

メーリングリストへのご登録は部門のホームページ左側、【メール配信 登録ボタン】をクリックし必要事項を記入したメールを送信していただくことで登録できます。
貴部局におかれましては分子医学部門をご利用の教職員、大学院生の方々へメーリングリストへの登録のご案内をよろしくお願いいたします。