SPF区域利用心得



  1. 利用者の出入り

    1. SPF区域には指紋照合装置にて,電子錠を開けることにより出入りできる (SPF区域利用申込者以外は出入りすることができない)。
      グループで入域する場合も全員カードリーダーにカードを通す。

    2. SPF区域への入室に際しては、1階更衣室にて部門専用の実験着を着用し、さらにSPF更衣室にて着衣、マスク、帽子を着用してサンダルを交換のうえ、手洗場にて手指の消毒を行い、手袋を着用しさらに手袋に消毒用アルコールを噴霧してSPF区域にはいる。

  2. 動物の搬入

    1. SPF区域に搬入できる動物は動物実験部門指定生産者より購入するSPF動物とする。

    2. 特殊な事情にて他施設より分与される動物に関しては、分与機関からのSPF証明書により SPF動物であることを確認し,当施設での検疫を行った後に収容する。

      (検査は実中研に依頼する。検査項目としては、SPF(A)区域(易感染性動物区域)に収容する場合にはClostridium piliforme、Mycoplasma pulmonis、Ectromelia virus、LCM virus, HVJ、MHV、Corynebacterium kutscheri、 Salmonella spp、Pasteurella pneumotropica、 Ectoparasits、Pin wormとし、SPF(B)区域(普通動物区域)及びクリーン区域に収容する場合にはClostridium piliforme、Mycoplasma pulmonis、Ectromelia virus、LCM virus, HVJ、MHV、Corynebacterium kutscheri、 Salmonella spp、 Ectoparasits、Pin wormとする。
      必要経費(検疫料)は利用者が負担する。)

  3. 動物の持ち出し

    SPF区域以外に持ち出された動物を再びSPF区域内に持ち込むことはできない。

  4. 動物の飼育

    SPF区域の動物の飼育は利用者が行う。但し利用者から依頼があった場合には部門職員が行う。

  5. モニタリング

    定期的に(ほぼ4ヵ月に一回)微生物学的モニタリングを行い飼育室の汚染状況を検査する。(検査はICLASに依頼する。)

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