受付番号 01001 番
実験担当者名 | 松田幸久 | 主任教官名 | 松田幸久 | 承認 |
所 属 | 動物施設 | 電話番号 | 6195 | |
動物飼育場所 | 動物実験施設(ウサギ飼育室) | 実験実施場所 | 動物実験施設(中動物実験室) |
実験実施期間 | 開始日 | 平成13年5月10日 | 終了日 | 平成14年4月30日 |
実験概要 |
欧米では動物愛護運動の興隆によりイヌおよびネコを動物実験に使用するこ とが困難となっている.わが国でも動物管理センター由来のイヌおよびネコ の動物実験への払い下げが制限されつつある.そのような状況を考慮し当施 設では県内において肉用に生産されている日本白色秋田改良種(日本で唯一 の大型ウサギ)に着目し、この大型ウサギをイヌおよびネコに代る代替動物 として実験動物化を試みている。 この大型ウサギは一地域において100年近くにわたって飼育されてきたことか ら、近親交配による小型化や繁殖障害も進行している。 そのため、この大型ウサギに外国産の大型ウサギ(フレミッシュジャイ アント等)の遺伝子を導入し、すぐれた実験用大型ウサギを開発することを 計画している。 将来的には胚操作技術および遺伝子操作技術を用いての作出 も検討している. |
実験課題名 |
実験動物としての大型ウサギの開発 |
実験目的 |
近年,地方自治体からの抑留犬の実験 譲渡が困難となっており,イヌを用い た外科的手術を伴う実験に用いる動物 種が枯渇している. そのため,秋田県 の仙北地方で古くから使用されている 大型ウサギに着目 し,そのウサギの実 験動物化を試みている.しかし、この大型ウサギは微生 物学的に統御されていないことから、安定的に供給することが困難であり、 また、一地域において100年近くにわたって飼育されてきたことから、近親交 配による小型化や繁殖障害も進行している。 そのため、この大型ウサギに外国産の大型ウサギ(フレミッシュジャイ アント等)の遺伝子を導入し、すぐれた実験用大型ウサギを開発することを 計画している。 将来的には胚操作技術および遺伝子操作技術を用いての作出 も検討している. |
動物実験を必要とする理由 |
代替 手段がない |
倫理基準のカテゴリーによる分類 | B |
実験内容 |
使用材料の感染性( 無 )毒性( 無 ) |
1)日本白色秋田改良種雌(雄)とフレミッシュジャイア雄(雌)を交尾さ せる. 2)出産したF1の成長曲線および経時的に血液を採取し,血液の性状及び血 清の生化学的性状を調べる. 3)F1の雌雄を交配し、F2を作成する. 4)F1の雌雄の一部を用いて臓器重量を測定する. 5)フレミッシュジャイアントは国外より搬入することとなるが、将来にお ける感染症の国内への持ち込みを考慮して、ウサギの受精卵の保存方法およ び輸送方法について検討する. |
生理 , 病理, 遺伝 , 繁殖 , 材料採取, , |
使用予定動物 | |||||
動物の種類 | 系統 | 性別 | 匹数 | 入手先 | |
ウサギ | 日本白色秋田改良種 日本白色秋田改良種 フレミッシュジャイアント フレミッシュジャイアント | ♂ ♀ ♂ ♀ | 3 5 3 5 | A A A A | |
苦痛排除法 |
ケタラールとキシラジンによる混合麻酔. |
安楽死法 |
深麻酔下にて総頚動脈より放血 |
提出者のメールアドレス | ymatsuda@med.akita-u.ac.jp |
動物実験計画の認否: 承認 | 動物実験計画承認 第01001 号 |
承認年月日:平成 13 年 4 月10 日 | |
秋田大学動物実験委員会 | |